新春プレミアムドラマ「家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵」 (C)BS松竹東京/PROTX

 新春プレミアムドラマ「家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵」の取材会が行われ、出演者の滝藤賢一が取材に応じた。

 本作は、江戸時代の貧乏浪人の下に、ひょんなことから現代の最新家電が届くようになるというSF時代劇コメディー。

 2022年4月期に連続ドラマとして放送されたものを、早くもスペシャルドラマで放送。今回は、「家電侍×忠臣蔵」をテーマに、主人公の兼梨四十郎が、忠臣蔵の元となった赤穂事件で命を落とすはずの友を家電で救おうと奮闘する。

 四十郎役の滝藤は、スペシャルドラマが決まったと聞いて、「感慨深かった」と振り返りつつ、「(連ドラは)俳優人生の中で一番だと言ってもいいぐらい過酷な条件の中で撮影したので、同じような状況ならできないと思いました」と冗談めかして語った。

 今回の撮影も、「舞台は忠臣蔵ですから、季節はもちろん冬。しかし撮影は真夏。カーボンヒーターなどの冬の家電が次々と出てくるので地獄でした」と苦労は多かったと笑う。

 一方、「大石内蔵助良雄役の尾上菊之助さんは、立ち居振る舞いの美しさや、声の出し方、日本酒を飲むしぐさだけでも別格。これこそが本物だと、毎日見ほれておりました」と明かした。

 家電が物語の重要なファクターとなっている本作にちなんで、家電エピソードを聞かれると、滝藤は「ハンディーカメラが壊れてしまったので、買い換えるか迷っているんです。今は、携帯でも撮影できるから、どうしようかなと。でも、この間、何が録画されているのか見ていたら、子どもが小さい頃に撮影したものが流れてきて、めちゃくちゃかわいかった。それを見たら取っておいてよかったと思った」とコメント。

 さらに、「僕は、できるだけ家事はやります。洗濯が好き。お風呂掃除も毎日します。うちは子どもが4人いるので、10キロの洗濯機が1日3回回ります。仕事から帰ってきたら回して、干して、山積みの洗濯物を畳んでから寝る。共同生活ですからね。家族みんなでやるのが当たり前です」と語った。

 ドラマは、2023年1月4日、午後9時~午後11時にBS松竹東急で放送。