完成披露試写会の様子

『劇場版 ATARU -THE FIRST LOVE&THE LAST KILL-』の完成披露試写会が3日に都内で開催され、主演の中居正広をはじめ、北村一輝、栗山千明、堀北真希、玉森裕太ら14名がずらりと顔を揃え、映画のお披露目を彩った。

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サヴァン症候群に起因する特殊能力を持つ主人公アタルが難事件を解決していくさまを描いた人気ドラマの待望の劇場版。この日、初めて観客の目に触れることになったが、中居は完成を待ちわびたファンに「足元の悪い中…いや、くそ暑い中(笑)、来場してくれてありがとうございます」と感謝のメッセージをおくった。

北村、栗山ら連続ドラマ、スペシャルドラマでもおなじみの面々に加え、注目はアタルの幼なじみでありアタル同様にサヴァン症候群による特殊能力を持つ謎の美少女マドカを演じる堀北。「不気味なところがあり、私にこういう役が来るのは意外だった」と当人もオファーに驚いたようだが、「一生懸命、演じました」と充実した表情を見せる。中居らとともに酷暑のアメリカでの撮影にも参加したが、中居は「堀北さんは黒い革のコートを着てるんだけど、(暑さに対し)文句ひとつ言わずに淡々としており、撮影中に文句言っちゃダメだなとひとつ学びました(笑)」と自らの堕落ぶりと比べつつ、そのプロフェッショナルな姿勢を絶賛する。

そんな中居に堀北も「中居さん、優しかったですよ。優しい言葉を掛けてくださいました」と語るも具体的な内容を尋ねられると「優しいっぽい言葉を…(笑)」としどろもどろになり、笑いを誘った。アタルとマドカは幼なじみということもあり、親密な距離が求められたが、中居は「堀北さんは全くしゃべらないし、いつもひとり。コミュニケーションはあまり取れなかった。僕が10のことを話しても1しか返ってこない!」と苦笑交じりにコミュニケーション不全を暴露。堀北は「確かにそうでした」と弁解するでもなく淡々と語り、舞台上でも微妙に噛み合わないふたりのやりとりに会場は笑いに包まれた。

舞台あいさつにはほかに村上弘明、千原せいじ、中村靖日、庄野崎謙、島崎遥香(AKB48)、光宗薫、中村昌也、三吉博道、木村ひさし監督も来場。ドラマ版に出演していた光宗は、AKB48の活動を辞退し、本作で女優活動を本格的に再開させた。この日は久々の公の場への出席となったが「映画でまた『ATARU』に参加できて、ものすごくうれしいです!」と満面の笑みを浮かべるなど、元気な姿を見せていた。

『劇場版 ATARU -THE FIRST LOVE&THE LAST KILL-』
9月14日(土)公開

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