(左から)荒牧伸志監督、松本零士氏、三浦春馬

第70回ベネチア映画祭の特別招待作品として選出された映画『キャプテンハーロック』のレッドカーペットイベントが現地時間3日に行われ、松本零士氏、荒牧伸志監督、三浦春馬が登壇した。

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松本氏原作の傑作SFアニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』は、べネチア映画祭の開催国であるイタリアを始めヨーロッパでも国民的アニメとして圧倒的な人気を誇る。会場には多くの報道陣とファンが駆けつけ、松本氏は「とてもうれしいです。ありがとうございます」と感無量の面持ち。三浦は「松本先生をはじめ、たくさんのスタッフさんが作ってくださった艦(ふね)で、こうしてレッドカーペットを踏めること、すごくすごく光栄でうれしく思っています。驚きが感動に変わっています」と語り、松本氏、三浦らは観客からの写真撮影やサインに応じた。さらにイベント中、海外の松本零士ファンから、キャプテンハーロックの信念「俺は、俺の旗の下に、自由に生きる」を象徴する重要なアイテム“ドクロの旗”が、レッドカーペットを歩く松本氏に手渡される一幕もあった。

本作は、『銀河鉄道999』『宇宙戦艦ヤマト』で知られる松本零士の同名作を30年の時を経てリブートしたアニメーション。かつては英雄と呼ばれるも、宇宙海賊となった男の姿を描く。『アップルシード』の荒牧監督、『亡国のイージス』の福井晴敏氏を脚本に迎え、壮大なスケールと映像で“反逆のヒーロー”が甦る。

『キャプテンハーロック』
9月7日(土)超拡大ロードショー