「もっと食べて」

料理を好意ですすめられると、ダイエット中なのにバシッと断れない人は多いのです。

特に、男性は女性に対して「食べる量が足りないんじゃないか?」とか「もっと飲めるんだろう?そんなたくましい体格なんだから」と勝手に解釈してすすめる人がいますが、正直、女性は結構困っています。

困るというと、まだ控えめな表現。はっきり言って迷惑な場合は多々あります。「もう食べたくありません」とは言えず、仕方なく食べたとしても、後から食べ過ぎを後悔する女性は多いのです。

「もっと食べて」とすすめる時は、無理強いになっていないか自己確認を!すすめ下手な人は嫌われます。あの人と食事に行くと、食べられないのにどんどん食べさせられるから、あまり付き合いたくないと言われる人にはなりたくないですよね。

食事は楽しくするのが一番です。それは、ビジネスの付き合いであっても、プライベートな場合でも同じです。「もっと食べさせてあげたい」という気遣いも、間違った方向や過剰にすると、負担になる場合があるので、気をつけたいですよね。

 

「結婚、子どもっていいよー。あなたも早くしないと」

「結婚なんてしたくない」「子どもは嫌い」と言っていた人が、結婚して子どもを持った途端「結婚はいいよー」と言い出すと、シラケた気持ちになります。さらに「あなたも早くしないと」と強制するかのような発言は、余計なひと言です。

結婚も出産も、それぞれにタイミングがありますよね。「自分のタイミングで考えます」という人や「結婚したくてもできないんですっ」と叫びたい人もいるのです。

実際に私も先日、初対面の男性から「君、いくつなの? 早く結婚しないと行き遅れだよ」と言われたのです!そのときの私は「余計なお世話です。あなたに関係ないですよね?」という気持ち。口には出しませんでしたが、この男性ともう一度お会いする気にはなりませんでした。

それぞれにタイミングや事情のあるものについて、押しつけるのは迷惑でしかありません。相手の状況や気持ちを察するのは、コミュニケーション能力の問題でもあります。状況を読めず、ポロポロと余計なひと言を発してしまう人は、プライベートのみならず、ビジネスでも「NGな人」という評価になっている場合も多いので、注意したいもの。


「余計なひと言」良かれと思って相手に伝えている人もいますが、タイミングや相手を間違えると、愛情にも友情にもビジネスキャリアにもヒビが入るので、気をつけたいですね。

大学院卒業後、銀座のクラブホステスになるという異色の経歴の持ち主。「銀ホスライター」として、老舗クラブで磨いたコミュニケーション術&営業テクニックを、悩めるビジネスパーソンに向けて紹介。恋愛・結婚・出産など、女性にとって身近な問題を研究し「今よりちょっとだけ人生を豊かにする方法」を提案しています。