中村福助が大名跡、七代目中村歌右衛門を襲名

2013.9.5 17:30配信
中村福助 中村福助

歌舞伎俳優の中村福助が9月4日都内で会見を開き、来年、七代目中村歌右衛門を襲名すると発表した。

歌右衛門は江戸時代中期の初代以来、歴代が名優として知られているが、ことに近代では明治後期より女方として活躍した五代目、戦後の歌舞伎界を代表する六代目が有名。

会見で福助は「襲名の話を伺ったときは夢だと思いました。六代目の叔父に憧れて女方の道をまい進してまいりました。これからますます精進してただただ頑張るのみです」と決意を述べた。

福助は故中村芝翫の長男として生まれ、1992年に九代目福助を襲名。2001年に亡くなった六代目歌右衛門は大叔父にあたる。

13年ぶりに女方の大名跡を襲名することについては「すごく大きなプレッシャーを感じている」と話す福助。「歌右衛門という名前は子どものころからいかに大事な名前かを父から聞かされてきました。先祖たちはみな、歌右衛門の名前を大切にしてきました。自分がもっている力を出しきって、歌舞伎をひとりでも多くの方に見ていただきたい」と力を込めて語った。

歌右衛門襲名と同時に、福助の長男中村児太郎も十代目福助を襲名する。児太郎は「身の引き締まる思いです。未熟者ですが一生懸命勤めます」と語った。

襲名披露は来年3月と4月の東京・歌舞伎座を皮切りに、6月福岡・博多座、7月大阪・松竹座、12月京都・南座で行われる。なお、名古屋に関しては御園座が建替え中のため現在検討中。襲名の演目は「本朝廿四考」の八重垣姫、「娘道成寺」の花子、「金閣寺」の雪姫、「籠釣瓶花街酔醒」の八ツ橋など、五代目、六代目縁の狂言を考えているとのこと。

歌舞伎座では、新開場後初めての襲名披露興行だけに注目が集まりそうだ。

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