4Kパネルを搭載した「TOUGHPAD 4K」

パナソニック(津賀一宏社長)は、20型4K液晶パネルを搭載した企業向けのタブレットコンピュータ「TOUGHPAD(タフパッド) 4K」を12月上旬に発売すると発表した。価格はオープンで、実勢価格は45万円から。

9月6日の発表会で、ITプロダクツ事業部の原田秀昭事業部長は「2012年から堅牢タブレットを発売し、すでに3機種リリースした。4機種目となる新製品は、A3サイズの紙の情報を同じサイズで表示でき、さらに色の再現性が高い20型4K IPSα液晶パネルを採用した」と製品のコンセプトを説明した。

視野角が広く、平面に置いて囲んで使うときもしっかり見えるIPSα液晶パネルを採用。解像度はフルHDディスプレイの縦横2倍以上の3840×2560ドットで、約1677万色の高精細な表示を実現した。アスペクト比は、A3サイズの紙面をほぼ同じサイズで表示できるよう15:10にした。

重さは約2.35kgと、20型大画面タブレットとして世界最軽量を実現。厚さも12.5mmに抑えた。このほか、別売で視差の少ない高精細の電子タッチペンを用意する。

OSには、タッチ操作に適し、セキュリティ面と既存システムとの互換性のあるWindows 8.1 Pro。CPUに第3世代インテル Core i5-3437U vPro(1.90GHz)、GPUにNVIDIA GeForce 745Mを採用する。サイズは高さ475×幅334×厚さ12.5mm。バッテリ駆動時間は約2時間。

ラインアップは、4GBメモリ、128GBのSSDを搭載した標準モデルと、8GBメモリ、256GBのSSDを搭載したスマートカードリーダー対応モデルの2機種。パナソニックは、自動車、建築、医療、化粧品といった幅広い分野に提案していく方針だ。