『ハーメルン』 (C)ハーメルン製作委員会

「ぴあ」調査による9月6日、7日に公開された映画・満足度ランキングは、西島秀俊と倍賞千恵子が共演した『ハーメルン』がトップに輝いた。2位に実話を基にしたカトリーヌ・フロ主演の人間ドラマ『大統領の料理人』が、3位にキム・ボム主演のサイキック・サスペンス『サイコメトリー~残留思念~』が入った。

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1位の『ハーメルン』は、各国の映画祭で高い評価を受ける坪川拓史監督が福島県奥会津の昭和村を舞台に描くヒューマンドラマ。出口調査では「感動した。紅葉など景色がとてもキレイで、福島に残っている美しい自然を大切にしなければと思った」「移り変わっていくもの。変わらずにずっとあるもの。そういったテーマが伝わってきた。私も地元をもっと愛したいと思った」「人の温かさが心に染みる良い作品だった。台詞は少ないが表情で語る西島秀俊がよかった」などのコメントが寄せられた。

2位の『大統領の料理人』は、ミッテラン元大統領の専属料理人として働いていた女性シェフの実話を基にした人間ドラマ。観客からは「孤軍奮闘する主人公の姿に共感した。ユーモアのある会話もよかった」「料理が好きなので、いろいろな料理が作られていくのを観ることができて楽しかった」「男社会の中で女性が活躍する姿は痛快! 格式高く、取っ付き難い“フランス料理”ではなく、料理法についても勉強になった」などの声があがった。また、アンケート調査を行ったシネスイッチ銀座とル・シネマでは満席の回が続出。口コミによる動員増も期待できそうだ。

(本ランキングは、9月6日(金)、7日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)