『Endless SHOCK』 舞台『Endless SHOCK』

2000年の初演以来、堂本光一が単独主演を続ける舞台『Endless SHOCK』。今年3月には公演回数1000回を達成、今や彼のライフワークとも言える作品が、大阪に初上陸。9月29日まで、梅田芸術劇場メインホールにて上演中だ。

本作の舞台はショービジネスの街、ニューヨーク・ブロードウェイ。その中で揉まれながら、常に頂点を目指し続ける若きエンターテイナー、コウイチと、彼が率いるカンパニーのメンバーたちが夢を追う姿を描いたエンタテインメントショーだ。

テーマは「Show Must Go On」。フライングの最中にハプニングが起きても動じず、その言葉通り、何が起きても最後までやり遂げるコウイチは、『Endless SHOCK』でステージに立ち続ける“光一”とリンクする。歌、ダンス、フライング、殺陣、イリュージョン……と、毎シーンが見せ場。しかもただ宙を舞うだけではないアクロバティックなフライングに、急斜面の階段落ちと、下手すれば大怪我に至るであろう緊張感あふれるアクションも、しなやかな身のこなしで魅せる。観客が目を離す隙がないほどの出し惜しみのない演出で、幕開きからラストまでノンストップだ。また、要所で舞台の空気を締める劇場オーナー役の前田美波里や、緊張感を走らせるライバル役の内博貴、圧巻のパーカッションパフォーマンスで盛り上げる『blast!』キャストの石川直らが脇を固め、ステージを支える。

9月2日公演初日に行われた会見では、初めての梅田芸術劇場での公演について「強いエネルギーを持った劇場。演者をとても気持ちよくさせてくれる雰囲気がありますね」と話した堂本。前田も「とても大きな劇場ですが、客席と私たちが一体になりやすい」とうなずく。そして、「『Endless SHOCK』でこの劇場に立つのが本当に楽しみでした。今回は内君が入って、また新しい作品に仕上がっていますね」とほほ笑んだ。稽古場でぎっくり腰になりかけたという内は「前回参加したのは1年以上前。色々変更点もありますし、いざ帰ってくると感慨深くて、稽古でやり過ぎちゃいました(笑)。でももう大丈夫です!」とニッコリ。堂本曰く、舞台稽古を観た社長から初めて褒められたとのことで、「僕らとしても新鮮な気持ちでやっているので、それが観る側にも伝わったのかも。その気持ちを大切にしないといけないなと思いました。今まで足を運べなかった方にもぜひ、僕たちのパワーを感じていただきたいと思います」と意気込みを語った。