KDDIは、9月13日、緊急会見を開催し、9月20日発売の「iPhone 5s/5c」の販売戦略を説明した。石川雄三専務は、800MHz帯のプラチナバンドLTEをより強化していることを強調した。

石川専務は、「iPhone 5s/5c」は、2.1GHz帯に加えて、800MHz帯が利用できることを説明し、そのうえで「auは800MHz帯、2.1GHz帯に加えて1.5GHz帯を利用できる。免許許可を受けている基地局数は、800MHz帯が3万2000局、2.1GHz帯が2万5000局で、他社より多い」と話し、つながりやすさをアピールした。

さらに、800MHz帯の実人口カバー率を現在の97%から2014年3月末には99%に引き上げる計画を強調。毎秒最大75Mbpsの高速データ通信を全国で展開する予定だ。このほか、1.5GHz帯、2.1GHz帯の周波数でもLTEのエリアを拡大し、「つながるau」の実現に力を入れていく。

会見の質疑応答では、NTTドコモの「iPhone」の取扱い開始に言及。取扱いキャリアが3社になったことに関して、「もちろん、負けないように料金プランなどを用意していくが、3社で努力して新しいスマートフォンライフを盛り上げていきたい」とした。

「iPhone 5s/5c」の在庫状況は、「例年に比べて早くユーザーに提供できると思う」と言葉を濁した。在庫に関する質問が出た背景には、普及帯の「iPhone 5c」は予約を受け付けるのに対し、上位モデルの「iPhone 5s」が予約を受け付けていないからだ。「iPhone 5s」の予約を行わない理由については、「アップルの方針」と説明した。

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