ヤマハ、AVプリアンプのフラッグシップモデル「CX-A5000」とパワーアンプ「MX-A5000」

2013.9.17 11:50配信
CX-A5000

ヤマハは、「AVENTAGE(アベンタージュ)」シリーズの新製品として、プリアンプとパワーアンプが独立したセパレート構成で11.2ch再生に対応するフラッグシップモデルのAVプリアンプ「CX-A5000」と、パワーアンプ「MX-A5000」を発売する。カラーは、ブラック、チタンの2色で、ブラックは10月上旬、チタンは12月中旬の発売予定。価格は、「CX-A5000」が26万2500円、「MX-A5000」が31万5000円。

「CX-A5000」は、H型クロスフレーム&ダブルボトム構造を採用。理想の機械的強度を発揮する制振・高剛性シャーシや、設置安定性を高めてきょう体の共振を効果的に分散する独自の「Anti Resonance Technology」による「5番目の脚」など、「Z」シリーズや「AVENTAGE」シリーズで実績を積んだ設計技術を投入した。両サイドには、デザイン性を高め、きょう体全体の制振効果も備えたアルミ押し出し材サイドパネルを装着する。

オーディオ回路、デジタル回路、FLディスプレイ回路のそれぞれに、専用電源を割り当てた3回路分離型パワーサプライを搭載。各回路間の相互干渉を防ぎ、全動作モードでのS/Nを大幅に向上した。

カスタムメイドした銅メッキカバー一体型の電源トランス(EI型)や、余裕をもった電源ブロック、電源供給の最短化と磁場効果の低減を目指した給電レイアウト、出力ステージ前の信号を純化するバランス出力回路専用電源などによって、AVプリアンプに求められる繊細な音から最大の音までを再現する。

DACは、ESS製32bitハイグレード32bit DAC「SABRE32 Ultra DAC ES9016」を全11.2ch用として2基搭載し、入力部とD/Aコンバータ部の電位差を解消して、微小信号の再生品位を高める「D.O.P.G.(DAC on Pure Ground)」コンセプトなどの採用によって、微小信号の再現性とディテール表現力、大音量時のダイナミクスの忠実な再現を目指した。デジタルフィルターの特性は、「シャープロールオフ」「スローロールオフ」、「ショートレイテンシー」の3タイプから、好みの音質傾向を選択できる。

11chプリアウトは、RCAコンポジット(アンバランス)端子と、XLR端子によるバランス出力に対応。バランス入力端子搭載パワーアンプとの組み合わせで、ノイズの影響を受けにくい信号伝送を実現する。また、バランス出力を備えた機器との高音質接続ができる、XLRバランス入力端子を搭載。全バランス入出力端子には、業務用ミキシングコンソールにも採用するノイトリック(NEUTRIK)製の金メッキ仕様XLR端子を採用している。

音質は、圧縮音声を生き生きと再現するミュージックエンハンサに加え、非圧縮(CD、WAV)・可逆圧縮(FLAC)音声を最大96kHz/24bit分解能まで拡張処理する「ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサー」が、よりデリケートな音楽表現を引き出す。

3次元立体音場再生には、フロント/リアプレゼンススピーカーを含む最大11.2chスピーカー構成と、通常のシネマDSPを大きく上回る情報密度によって、音場の高さ方向を加えた空間情報を再現する「シネマDSP HD3(エイチディ キュービック)」を備える。

このほか、ホームシアターの臨場感を飛躍的に高める「YPAO-R.S.C.」や、複数の計測ポイントからのデータを総合的に判断して計測精度を向上させる「マルチポイント計測」など、高度な計測・調整機能を実現する。

映像処理回路は、I/P変換のクオリティを独自技術によって高画質再生を追求。また、AirPlayやAndroid端末からのワイヤレス音楽再生に対応し、WAV/FLAC・192kHz/24bit対応ネットワークレシーバ機能を搭載する。さらに、専用アプリ「AV CONTROLLER」でスマートフォンから本体のコントロールができ、PCのウェブブラウザ上からの操作にも対応する。

4K Ultra HD映像やMHLなどの最新フォーマットに対応し、別室などでメインルームと異なるコンテンツが楽しめる「HDMIゾーンスイッチング」機能を備える。また、別売のBluetoothワイヤレスオーディオレシーバー「YBA-11」にも対応する。サイズは幅435.0×高さ192.0×奥行き448.0mmで、重さは13.6kg。

「MX-A5000」は、厚さ1.6mmの鋼板を使用したサブシャーシとH型メインフレーム、外周部のアウターフレームを強固に結合し、外板に依存することなく完全な機械的強度が得られる「DSP-Z11」譲りのH型リジッドフレーム構造。さらに、設置安定性を高めてきょう体の共振を効果的に分散する「Anti Resonance Technology」による「5番目の脚」を重心点付近に装着している。ボディ両サイドには、「CX-A5000」と共通のアルミ押し出し材サイドパネルを装着し、デザイン性を高め、きょう体の振動や共振を軽減する。

「DSP-Z11」から継承したワイドレンジで高スルーレート、音質最優先の3段ダーリントン出力段・電流帰還型パワーアンプ回路を搭載。新たに11chすべてを定格230W/ch(6Ω)の全チャンネル同一出力で統一し、4Ωまでのローインピーダンス駆動に対応している。左チャンネル系と右チャンネル系のパワーアンプブロックを左右対称に配置した内部レイアウトによって、チャンネルセパレーションを最大限に高め、11.2chを一つの空間として描き切る圧倒的な力感と静けさで、「シネマDSP HD3」の臨場感を再現する。

電源部には、電源伝達効率にすぐれた専用の大型トロイダルトランスと、27000μF×2基の大容量ブロックケミコンを搭載。制御系電源をオーディオ系電源から分離するなどローノイズ化を徹底し、あらゆるタイプのスピーカーで理想的に駆動する。

このほか、バランス接続に対応した11chの入力端子を備え、真鍮削り出しの金メッキスピーカー端子を搭載。チャンネルセレクター機能によって、多彩なスピーカーアサインを実現する。

トリガー入出力は、AVプリアンプやサブウーファーとの電源連動に対応し、電源の切り忘れを防ぐオートスタンバイ機能を備える。サイズは幅435.0×高さ210.0×奥行き463.5mmで、重さは25.4kg。

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