『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐』(C)2013劇場版「ATARU」製作委員会

「ぴあ」調査による9月13日、14日に公開された映画・満足度ランキングは、中居正広主演の人気ドラマを映画化した『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐』がトップに輝いた。2位にイギリス人女性ベニシア・スタンリー・スミスさんの暮らしをおったドキュメンタリー『ベニシアさんの四季の庭』が、3位に台湾でメガヒットを飛ばした青春ドラマ『あの頃、君を追いかけた』が入った。

上位作品の画像

1位の『劇場版 ATARU…』は、サヴァン症候群に起因する特殊能力をもった主人公アタルが、難事件を解決していくミステリードラマ。出口調査では「笑えて泣けて、ハラハラドキドキして最高におもしろかった!」「テレビドラマから一貫した人への優しい眼差しがぶれずに描かれていて感動的だった」「映画版はアタルの内面に突っ込んでいて、感情豊かなアタルがよかった」「アタルの優しさ、マドカの切なさが伝わってきた。事件が複雑で、その背景にいる人たちの関係の深さが魅力的だった」「ドラマ版にはなかった、アタルの人間らしいところ、男の子の部分が見えてよかった」などのコメントが寄せられ女性を中心に支持を集めた。

2位の『ベニシアさんの四季の庭』は、京都大原で築百年以上の古民家に暮らすイギリス人女性ベニシアさんの“手作りで丁寧な生活”をおった記録。観客からは「“自然と共に自然に生きる”というメッセージがあり、心の贅沢を味わえる作品」「ベニシアさんの波乱万丈な半生を余すことなく映していてビックリした。同じ世代として感銘を受けた」「庭の四季を通して映し出される家族のあり方が印象的。映画全編が詩のようで美しかった」などの声があがっていた。

(本ランキングは、9月13日(金)、14日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)