会見より。左から、岸谷五朗、島袋寛子、中川晃教、武田真治、森雪之丞 会見より。左から、岸谷五朗、島袋寛子、中川晃教、武田真治、森雪之丞

ジャニーズ事務所所属の屋良朝幸が主演するミュージカル『SONG WRITERS』(10月、東京・日比谷のシアタークリエにて)の公開稽古と会見が9月15日、都内で行われ、屋良をはじめ、中川晃教、島袋寛子、武田真治らキャストと、演出の岸谷五朗、脚本・作詞・音楽プロデュースを務める森雪之丞が顔を揃えた。

a new musical『SONG WRITERS』チケット情報

かねてより日本オリジナルのミュージカル創作に意欲を燃やしていた、森と岸谷が初めて手がける作品。「世界が驚愕するミュージカルを創る」。そんな夢を抱く、自信過剰な作詞家エディと気弱な作曲家ピーター。ミュージカル女優の卵マリー、音楽ディレクターのニックの協力を得て、夢実現へ第一歩を踏み出す。ところが、創作に没頭するあまり、エディは現実と物語の区別があやふやになっていく……。

作詞家エディを演じるのが屋良朝幸。会見で主演の屋良について「“やらっち”は歌って踊れて演技もできる、すべてを持っている貴重な俳優。その武器をふんだんに使いながら、新しいやらっちも出していきたい」と話す、演出の岸谷。それに応えて屋良は「今までなかった引き出しを開けている感じ。本番ではこんなやらっち見たことないというキャラクターが出来上がっていると思う」と自信をのぞかせた。

屋良の相棒役、作曲家ピーターを演じる中川晃教は「もっと仲良くなるために、最近はぼくだけトモユキと呼んで、優越感にひたってます」。屋良は「そうしたらアッキーもオレのこと、アキノリって呼べよって」と仲のよいところを見せる。そんなふたりの前に突如現れる歌姫マリーを演じるのが島袋寛子。「ラブはありますか」の質問に「どうでしょうね。しゃべれないことが多いんです」と笑顔。岸谷は「脚本にいろいろトリックがありまして。もちろんラブはいっぱいあります」とアピールした。

3人を後押しする音楽ディレクター、ニックを演じるのは武田真治。岸谷の公演を見て、直接出演依頼をしたのだという。「勢いよく楽屋に現れて、「ぼくサックス吹けるんです。舞台に出たいんですって、すごいテンションで」と岸谷。「終演後リラックスしているところで、ちょっとひかれちゃった。これでご縁はないなと思っていたので、うれしかった」と舞台出演の喜びを話していた。

公演は10月5日(土)から30日(水)まで。チケット発売中。