もう一つ、毎月支払うのが「機種代金」、iPhone 5s/5c本体の価格ですね。こちらも割引前の価格を一覧表で見てみましょう。

 

同じAppleのiPhoneなんだから、本体価格は同じはず…と思ったら、違います。大幅に違います。auとSoftBankとは各機種ともに同額ですが、ドコモは約3万~7000円ほど高くなっています。

 

それでは、2年間の契約により機種代金分が割り引かれる各社サービス(ドコモ:「月々サポート」「iPhone買いかえ割」、au:「毎月割」、SoftBank:「月月割」)を適用させると、どうなるのかを確認しました。

・iPhone 5cの16GBは、ドコモだと、2年間使うと実質\6,300マイナス(=機種代金よりも割引額のほうが大きくてお得)

・iPhone 5sの16GBなら、各社とも本体代金は実質無料化できる

・iPhone 5cの32GBが、実質無料になるのはドコモだけ

・iPhone 5sの32GB、64GBの実質負担金額は、ドコモがやや安い

・ただし、ドコモは本体代金が高いため、中途解約・機種変更時の負担額は大きくなる

先行する2社よりも、微妙に有利な価格設定で、いかに囲い込みに力を入れているかがうかがい知れます。

現状の情報では、「ドコモのiPhone 5cの16GBがいちばんお得!」ですが、今後、街中の携帯ショップで販売されるようになると、各店舗で行う販促キャンペーンで、本体価格がより下がることも予想されます。購入タイミングによって変動しますので、今すぐiPhoneを手に入れる場合の価格だという点を念頭に置いておきましょう。

恐らく数カ月すると供給量も安定し、待たずに買えるようになりますし、来年にはiPhone 6の登場も予想されています。