「インターネット検索で最もリスクの高い有名人2013」で1位のリリー・コリンズ(Getty Images/David Livingston)

米マカフィーは、現地時間の9月17日、「インターネット検索で最もリスクの高い有名人2013」を発表した。2012年のエマ・ワトソンに代わって、『The Mortal Instruments: City of Bone』や『白雪姫と鏡の女王』に出演した女優のリリー・コリンズが1位になった。

サイバー犯罪者は、最新のカルチャートレンド、授賞式、新作映画、テレビ番組を利用。より多くの情報を求めている消費者をターゲットにして、パスワードやマルウェアを数多く組み込んだ個人情報を盗むウェブサイトを構築し、不用心な消費者を誘い込もうとする。

調査は「McAfee SiteAdvisor」のサイト評価を使用し、どのウェブサイトが危険なのか、ウェブ上で有名人の名前を検索して総合的なリスクの割合を計算した。

調査によって、検索用語に「free app download(無料アプリダウンロード)」や「nude pictures(ヌード写真)」と入力して有名人の名前を検索すると、最もリスク評価の高いウェブサイトが検索結果に現れることがわかった。

「Lily Collins and free downloads」「Lily Collins and nude pictures」「Lily Collins and fakes(偽物)」「Lily Collins and free app downloads」について検索すると、14.5%以上の確率でスパイウェア、アドウェア、スパム、フィッシング詐欺、ウイルス、その他のマルウェアなどのオンライン脅威が存在すると評価されるウェブサイトにたどり着く。こうしたリスクの高いウェブサイトで写真や動画などのファイルをダウンロードすると、ウイルスやマルウェアも一緒にダウンロードするリスクにさらされる。

調査結果では、上位10位のうち8位のジョン・ハム以外はすべて女性で、20位以内でも男性は2名だけで、男性よりも女性の方が危険であることが明らかになった。ミュージシャン、とりわけ若い女性ポップスターの名前も危険度が高く、50位以内に17名のミュージシャンが入っている。10位以内では、アヴリル・ラヴィーンが2位、ケイティ・ペリーが6位、ブリトニー・スピアーズが7位だった。このほか、コメディ系の有名人やラテン系の女性も上位に入っている。

マカフィーは、安全を保つためのアドバイスとして、ダウンロードやストリーミングを行う場合は公式なコンテンツ・プロバイダのウェブサイトを選ぶことや、無料ダウンロードに注意すること、電話やモバイル機器のパスワードによる保護、ニュース速報は信頼できるニュースサイトで閲覧すること、疑わしいウェブサイトから動画をダウンロードしたり、ウェブサイトに安易にログインしたりしないことを挙げる。

さらに、話題のイベントや有名人の情報を検索する場合は、PC、Mac、タブレット端末、スマートフォンなど、デバイスすべてを保護する「McAfee LiveSafe(マカフィー リブセーフ)」サービスなどを利用して、家中のすべてのデバイスを保護するようアドバイスしている。

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