(左から)岡田将生、長澤まさみ

いくえみ綾の同名コミックを基にした純愛ストーリー『潔く柔く』の完成披露試写会が18日、都内で行われ、ダブル主演を果たした長澤まさみと岡田将生、共演する高良健吾、波瑠、中村蒼、メガホンを執った新城毅彦監督(『ただ、君を愛してる』『僕の初恋をキミに捧ぐ』)が出席した。

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映画は10のエピソードからなる原作の“最終章 カンナ編”をピックアップし、15歳の夏に幼なじみを亡くした悲しみを抱えたまま大人になったカンナ(長澤)が、禄(岡田)と出会い、新しい恋の一歩を踏み出そうとする姿を描く。

もともと長澤は原作の大ファンだったといい「好きなだけに、自分に演じられるかプレッシャーがあった」。劇中では現代を生きるヒロインに加えて、15歳の高校生も演じ、学生服姿も披露。「今26歳ですし、不安もありましたが、高良くんが『大丈夫っしょ』と言ってくれて、(不安が)自信に変わりました。キラキラした青春を楽しもうって」と振り返った。

一方、久しぶりにラブストーリー作品への出演となった岡田は「冷静に観ると、恥ずかしくなるセリフもあって(笑)。演じているときは、そうでもないんですけど…」と照れ笑い。岡田は映画の中で学ラン姿を披露しており、「久々に学ランを来たんですが、監督にクスッって笑われました…。『自信ないです』と言ってたのに、笑うなんて正直、どうかと思いました(笑)」と思わず苦言も飛び出したが、新城監督は「意外によく似合っていたので、おかしくなった」と釈明していた。

いくえみ氏のコミックが映画化されるのは、今回が初めて。これまで、数々の恋愛映画を手がけてきた新城監督は、「プレッシャーもあったが、余計なことを考えずシンプルにいこうと。手前味噌ですが、満足いく作品になりました」と誇らしげにあいさつしていた。

『潔く柔く』
10月26日(土)全国東宝系ロードショー