プレスカンファレンスに一堂に会したNBL12チームの選手たち プレスカンファレンスに一堂に会したNBL12チームの選手たち

9月28日(土)、いよいよNBLが開幕を迎える。9月15日、JBLに参加した8チーム(パナソニックトライアンズは今季より和歌山トライアンズとして再スタート)に新規参入の4チーム(千葉ジェッツ、つくばロボッツ、兵庫ストークス、熊本ヴォルターズ)を加えた全12チームのヘッドコーチ(HC)、選手が一堂に会したプレスカンファレンスが行われ、翌日には代々木第二体育館で千葉×和歌山、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋×リンク栃木ブレックスのプレシーズンマッチが開催された。

「NBL2013-2014」チケット情報

バスケットボールのメジャー化、そして日本代表の強化を目指した新リーグNBLは、大会方式が変わる。JBL時代は8チームによる6試合総当りリーグ戦を経て、プレーオフに突入したが、NBLではイースタン・ウェスタンのふたつのカンファレンスに分かれる。組み分けは昨季JBLプレーオフ準優勝・東芝ブレイブサンダース神奈川、レギュラーシーズン2位のトヨタ自動車アルバルク東京、千葉、リンク栃木、レバンガ北海道、日立サンロッカーズ東京が属すイースタン・カンファレンス、昨季JBL王者のアイシンシーホース三河、三菱電機名古屋、和歌山、新規参入3チームが属すウェスタン・カンファレンスとなる。レギュラーシーズンは同一カンファレンスと6試合総当り、別カンファレンスとは4試合総当りで対戦。各チーム54試合の結果を経て、各カンファレンス上位3チームがプレーオフに進出する。

装いも新たに船出となるNBL。丸尾充理事長と山谷拓志専務理事は、国内トップリーグ開幕に向けて、次のように意気込みを語った。

「『バスケを野球、サッカーに次ぐ第3のメジャースポーツにしたい』というのが我々のビジョン。組織やルール上の細かい変更などありますが、それよりもまず大事なのはどう地域に密着できるか。そして、コートの中の質をどう高めることができるか」(丸尾理事長)

「今回、2020年東京五輪の開催が決まり、バスケット界のひとつのゴールも決まりました。2020年にゴールが決まったことで、バスケ界の成長の加速度を上げる必要がある。我々は代表へ選手を輩出する立場として、リーグ自体を質の高いものにしていかなければならない」(山谷専務理事)

もちろん、選手たちも燃えている。アイシン三河・喜多川修平が「つくばがどんなチームか正直わからないが、開幕から自分たちのバスケをして勝ちたい」と言えば、トヨタ東京・竹内公輔も「開幕戦はスタートダッシュを切る意味でも大事。優勝したい」とキッパリ。

9月28日(土)・29日(日)に開催される開幕カードは以下の通り。北海道×東芝神奈川・月寒グリーンドーム、トヨタ東京×リンク栃木・代々木第二体育館、千葉×日立東京・船橋アリーナ、アイシン三河×つくば・ウィングアリーナ刈谷、兵庫×三菱電機名古屋・神戸市立中央体育館、熊本×和歌山・熊本県立総合体育館。NBL初代王座を巡る戦いがスタートする。チケット発売中。