大人のための絶品ステージ、タンゴ・ミュージカル『ロコへのバラード』開幕

2013.9.20 14:35配信
Tango Musical『ロコへのバラード』より 彩吹真央 Tango Musical『ロコへのバラード』より 彩吹真央

アルゼンチン・タンゴに彩られたミュージカル『ロコへのバラード』が9月19日、東京グローブ座にて開幕した。出演は宝塚歌劇団出身の女優・彩吹真央、ミュージカルで活躍する実力派俳優・石井一孝ら。

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舞台はブエノスアイレスのオラシオ書店。店員のマリアはたったひとりの肉親である姉を亡くし、ひとりで生きていくことを決めたばかり。そんな彼女が金曜の夜に開催する朗読会に集まるのは、それぞれの事情を抱えた男女。彼らの現実世界と、マリアが読む物語の世界がオーバーラップし、ブエノスアイレスの夜を官能的に染め上げていく……。イマジネーションをかきたてられるストーリーに、ショー的な要素をふんだんに盛り込み、一風変わったミュージカルになっている。

2011年の初演に続き、マリアを演じるのが彩吹。密着度の高いタンゴをセクシーに踊ったかと思えば、豊かな声量で美しい歌を響かせる。宝塚時代から歌・ダンスとも定評のあるスターだったが、マリアはその彼女の実力・魅力が全方位に発揮され、彼女のあたり役になったと言っても過言ではないだろう。書店主オラシオ役の石井は語り部も務め、甘い歌声で観客を物語へ誘う。そのほかのキャストも、バレエダンサーの西島千博、ブロードウェイをはじめ世界的なヒットミュージカル『フォーエバータンゴ』のオリジナルキャストとして主演を務めたクラウディオ・ビシャグラ、タンゴダンス世界選手権優勝者のCHIZUKOなど、超一流のキャスト揃い。さらに、音楽監督は日本を代表するバンドネオン奏者・小松亮太が務め、一部日程では小松本人が演奏にも参加している。そんな、これ以上にない豪華キャストによる本格的なアルゼンチン・タンゴ・ダンスシーンは圧巻。一方で、マリアを取り巻く物語は柔らかい手触りの素朴な温もりがあり、心に染みる。大人だからからこそ燃える官能と、大人だからからこそ響く温かさ。まさに、大人のためのステージだ。

19日、初日の開幕を控えた彩吹は「舞台稽古を終えて、この作品の奥深さを実感しました。お客さまにも早くこの世界観を堪能していただきたいです。2年ぶりの再演になりますが、初演をご覧になられた方も、初めてご覧になる方にも、新たな『ロコへのバラード』として楽しんでいただけると思います。小松亮太さん率いるキンテート・オセイロの素晴らしいバンドネオンにのせて、タンゴの世界をお届けします。ぜひ、劇場に観にいらしてください」とコメントを寄せた。

公演は9月29日(日)まで、東京グローブ座にて。その後10月4日(金)・5日(土)には大阪・サンケイホールブリーゼでも上演される。チケットは発売中。

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