ロジクールの「G300s Optical Gaming Mouse」とRazerの「DeathAdder Elite」

2022年に中国・杭州で開催されるアジア競技大会で正式種目として追加されるeスポーツ。次のターゲットは五輪の正式種目化だ。日本でもJOCへの加盟を目指し、3つあった団体を日本eスポーツ連合(JeSU)として統合、プロライセンス発行などを通じ、環境整備を進めることになった。 eスポーツの認知が高まるにつれ、需要が喚起され関連製品市場の活性化が期待できる。とくに入力デバイスは、俊敏で確実な動作を求めるプレーヤーの高い要望に応えるべく各社が製品を展開している。ゲーミングマウスもそのひとつだ。

単価3倍でも絶好調

マウス全体がやや前年割れの水準で推移しているのを尻目に、ゲーミングマウスはこのところ好調。昨年夏以降は安定して3割以上の伸びを維持している。まだ全体の6.9%と1割にも満たないが、徐々に構成比を伸ばしている。平均単価も高く、一般向けが税抜1800円程度なのに対し、ゲーミングマウスは5600円と3倍近い。

メーカー別では、ゲーミング用途では比較的安価な「G300s」を筆頭に、高価格帯も含め豊富なラインアップで展開するロジクールが6割水準のシェアを維持し、ダントツの強さを誇っている。しかし、徐々に勢力を拡大しているのがゲーミングに特化したRazer。安定的に2割程度のシェアが取れるようになってきている。

突出しているのはこの2社で、そのほかは、いずれもシェアは1ケタ台にとどまっている。伸びシロの大きい新規分野として、今後参入するメーカーも増えるだろう。(BCN チーフエグゼクティブアナリスト 道越一郎)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。

※『BCN RETAIL REVIEW』2018年3月号から転載

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