ずっと水道の水を流しているとき

水道代がもったいないですよね。ずっとやらせている訳にはいきません。

こんなときは、タイマーを20秒~30秒くらいにセットしておき「ピッ、ピッと鳴るまで流していいよ。音が鳴ったらおしまいね」と約束させましょう。

更に、これをやるのは“朝食後と夕飯後の1日2回”とルールを作りましょう。

すべて禁止するのではなく、少しやらせてもらえることで子どもは満足します。

室内用の車を壁にぶつけるとき

家の廊下で遊ばせようと、子どもに室内用の車を与えたら、そんな遊び方はしてくれず、壁にドーンとぶつけてばかり。壁に穴が空きそうです!走らせるよりぶつける振動が面白いのですね。

そんなときは、壁にクッションとなる大きなスポンジを貼り付けておきましょう。包装資材として売られています。

お菓子を買ってほしいと泣き叫ぶとき

©あべゆみこ

スーパーに行くたび、子どもと「お菓子を買う、買わない」のバトル。ここで欲しがるからと言って根負けすると、「泣き叫べは親は折れてくれる」と学習してしまいます。

出かける前に「買わない」ことをしっかり本人に納得させましょう。

「今日は夕飯のおかずだけを買いに行くよ。お菓子は買わないからね。買ってほしいと言うんだったら連れて行かないよ」と約束します。スーパーの入り口でも約束を復唱します。

これだけ念押しすると、おそらくスーパーに入ってしばらくは欲しがらないでしょう。このタイミングを逃さず「お菓子欲しいのに我慢出来て偉いね」と褒めるのです。

それから、いつも禁止ばかりするのではなく“土曜日はお菓子デー”と決めて“買っていい日”を作ってやりましょう。

やたらと零すとき

あれこれ零すのが子どもです。受け皿付きエプロンを付けていても、それを通り越して床にまき散らすものです。

こんなときは、テーブルの下に新聞紙を敷いておくとそれを捨てるだけで済みます。「掃除が大変だわ」とならず、ママのストレスも減ります。年齢を重ねればそのうち零さずに食べられるようになりますから、そうなるまでは見た目は悪くとも新聞紙に頼りましょう。

3歳くらいまではひどく零す時期です。食事のたびに叱られたら、子どもは「食事をすることは楽しくない」と思うようになってしまいますよ。

まとめ

小学校でも、集中力のない子どもを“校庭で他のクラスが体育をしている様子が見える窓際”に座らせておきながら「外を見てはいけません!」と叱る教師がいます。

離席し脱走する子どもを後列のドアの傍に座らせて、「席に着いていなさい!部屋から出て行ってはいけません!」と叱ってばかりいる教師がいます。工夫が出来ない先生ですね。

これらと同じです。子どもを変えるよりも、環境を変えてみませんか?