アドビシステムズは、9月24日、コンシューマ向け製品「Adobe Elements」の最新版として、写真編集ソフト「Adobe Photoshop Elements 12」と、ビデオ編集ソフト「Adobe Premiere Elements 12」のダウンロード販売をアドビストアで開始した。パッケージ版は10月11日に発売する。

「Adobe Photoshop Elements 12」は、新たにモバイルアルバム機能を搭載。クラウドサービス「Adobe Revel」の機能を備え、モバイル機器とデスクトップとの間で写真やビデオを同期できる。重いHDDを持ち歩くことなく、どこでも写真やビデオを楽しめる。

画像編集機能は、写真のなかのオブジェクトの違和感のない移動や、ペットの赤目補正機能、ユーザーの露出とコントラストの組み合わせの好みを学習する自動スマートトーン補正機能、ワンクリックで適用できる写真のフレームや効果、テクスチャを備えたクイックモード、傾いた写真の角度を回転して補正するときに生じる余白を背景になじむように自動で塗りつぶす機能、Twitterへの写真配信機能などを備える。Macの64ビットに対応する。

「Adobe Premiere Elements 12」は、ムービー編集の開始、不要なフレームのトリミング、BGM、ムービークリップ間のトランジションの追加、タイトルとナレーションの追加、動くグラフィックスの追加、ピクチャーインピクチャーの作成などをユーザーに教えるガイドつき編集機能を搭載する。

クリップの長さに合わせて50種類を超える楽曲を自動的に繰り返し挿入し、完璧にタイミングの合ったイントロ/アウトロ、BGMを作成できる音声トラック編集機能を備えている。また、ムービーに楽しさや奥行きを与える250種類を超える効果音が付属する。

このほか、「Adobe Photoshop Elements 12」同様、自動スマートトーン補正機能を搭載し、ホームムービーをハリウッド映画のように変更する4種類のフィルムルックエフェクトや、オブジェクトと共に動くグラフィックス、テキストと効果を追加することで対象を際立たせる「モーショントラッキング」機能を備える。

「Adobe Photoshop Elements 12」「Adobe Premiere Elements 12」ともに、対応OSは、Windows 8/7/Vista(SP2)/XP(SP3)、Mac OS X 10.7~10.8。

価格は、「Adobe Photoshop Elements 12 & Adobe Premiere Elements 12日本語版(Windows/Mac OS)」が1万9800円。乗換え・アップグレード版は1万4800円で、学生・教職員個人版は9800円。

「Adobe Photoshop Elements 12 日本語版(Windows /Mac OS)」「Adobe Premiere Elements 12 日本語版(Windows /Mac OS)」は、どちらも1万3800円。乗換え・アップグレード版は、ともに9800円。

アドビシステムズは、「Adobe Elements 12」の発売を記念して、「Adobe Photoshop Elements 12」「Adobe Premiere Elements 12」と「Adobe Photoshop Elements 12 & Adobe Premiere Elements 12」の購入者を対象に、オリジナルの「かんたんガイド(PDF版・非売品)」をプレゼントするキャンペーンを行う。対象は、ダウンロード版は9月24日~12月2日の期間に購入したもの、パッケージ版は初回限定1万5000本で、購入を条件とする。

「かんたんガイド(PDF版・非売品)」は、写真やビデオの取込みや、暗い写真を明るく、ボケた写真をシャープに、写真の中の人や物を移動といった写真加工の方法、よぶんなシーンをカットするなど、ビデオ編集の手順、作品の共有などについて解説している。

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