“大アタル”バルーン

SMAPの中居正広が26日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演作『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐』の大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した。「映画化され、こうして皆さんにあいさつできるなんて想像していなかった」とヒットを支えるファンに感謝の意。配給の東宝によると、25日の時点で観客動員は92万人を超え、公開2週間を迎える今週末にも100万人突破の見込みだという。

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中居演じる特別な能力を持ったFBI捜査官アタルの活躍を描いた人気ドラマの劇場版。幼なじみで同じ能力を持つマドカ(堀北真希)が引き起こす凶悪事件の数々に、アタルが立ち向かう。9月14日に全国で封切られ、興行ランキングで8週連続首位を独走したスタジオジブリの『風立ちぬ』を抜き去り、首位デビューを飾った。また、「ぴあ」調査による映画・満足度ランキングでもトップに輝いた。

文字通りの“アタリ”役を得た本作について、中居は「ドラマも含めて1年半演じさせていただき、心と記憶に残る作品になっている」と強い思い入れを語り、「もし自分の年表というものがあれば、絶対に赤い太文字で書くに値する」と誇らしげだった。一方で、劇場版の公開を機に、北村一輝、栗山千明ら共演陣と会うことも減ったといい「撮影中はほぼ毎日会っていたので、ちょっとさみしいなって…」と表情を曇らせる場面も。

それでも客席に、5回以上映画を観たという熱心なファンを見つけると「5回? そのくらいヒマなんですかね(笑)」と持ち前の明るさを発揮。舞台あいさつには、全長3メートルある“大アタル”バルーンも登場し、ファンの歓声を浴びていた。

『劇場版 ATARU‐THE FIRST LOVE & THE LAST KILL‐』
公開中

取材・文・写真:内田 涼

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