「ロッキンママと握手だなんて…恐縮です…」と蟹めんまさん。

東海林:そういういきさつでラジオ番組に出演させてもらったんだけど、TOSHIくんは「よく来て下さいました!」と、すごく礼儀正しかったし、外で待ってるファンの子たちもエネルギーが凄くてね、それで興味を持つようになったの。

当時私は『おはよう! ナイスデイ』というワイドショーのレポーターをやっていて、番組に「Xを取材したい」と提案したら、「ワイドショーを観てる奥様はロックを拒否するんじゃないか」と言われたのよ。それでもがんばって「Xは面白いし、ファンの子も礼儀正しいし絶対に取材したい」と粘ってやっと実現したんです。それが91年くらいだったかしら。

めんま:まだ「ヴィジュアル系」っていう言葉も定着してない頃ですよね。

東海林:「(Xのことを)わかってもらいたい」と、あの頃はムキになってたのよね(笑)。そして番組が放送されたら、結構数字も良かったし、ファンの女の子から感想の手紙がたくさん届いたの。その手紙の内容もみんなひとりひとりすごくしっかりしていて。「手紙を書く」っていう文化自体若い人の中ではもう薄れている時代だったのに、青や緑のきれいな色のペンを使って便箋4枚分くらい書いてくれてるわけ。

それで手紙の最後に「ここまで読んでくださってありがとうございます。お返事は結構です」って書いてあるんだけど、住所も電話番号も書いてあるんですよ。中には人生相談みたいな内容もあって「お母さんがライブに行くことを許してくれません」なんて。そういう手紙に電話番号が書いてあると、仕事の合間にその子の家に電話をかけたりしてね。

めんま:私、「東海林さんから家に電話がかかってきた」というファンの人のお話を聞いたことあります! その時は「すごいな~、でも本当かな~?」って思ってましたけど…本当だったんですね(笑)。