ヤマハは、音楽CDや、PC/USBメモリ/ネットワークサーバー内のハイレゾ音源、スマートフォン/タブレット端末に保存した音楽の再生に対応したネットワークCDレシーバー「CRX-N560」と、スピーカーパッケージ「NS-BP182」を、11月上旬に発売する。

「CRX-N560」は、ヤマハのハイファイ思想を受け継いだオリジナルのデジタルアンプを採用。CD部とネットワーク部で独立した回路基板の構成を採用し、音声信号の相互干渉を最小限に抑制するとともに、音の純度を損なわない高品位なサウンドを追求した。また、FLACやWAVの192kHz/24bitフォーマットに対応しているので、音楽ダウンロードサイトなどで入手したハイレゾ音源を高音質で再生できる。

iOS/Android対応の専用コントロールアプリ「NETWORK PLAYER CONTROLLER」を使って、スマートフォンやタブレット端末の画面上から本体操作ができる。NASに保存した音楽ファイルやCDのトラック番号選択、入力切替えやボリューム調整などのリモコン操作、端末内に保存している音楽データのワイヤレス再生などに対応し、NASやスマートフォンなどに保存した音楽ファイルの曲情報も見ることができる。

このほか、インターネットラジオの聴取に対応。別売のBluetoothワイヤレスオーディオレシーバー「YBA-11」を接続すれば、スマートフォンやPCなどBluetooth対応機器内の音楽コンテンツをワイヤレスで再生できる。

定格出力は25W+25W。100BASE-TX/10BASE-T準拠の有線LANポートを搭載し、音声入力端子は光デジタル×1系統、同軸デジタル×1系統、RCA×1系統、ステレオミニ×1系統を備える。サイズは幅215×高さ110×奥行き288mmで、重さは2.7kg。カラーは、シルバー、ブラックの2色。価格は、6万3000円

「NS-BP182」は、3cmソフトドーム型ツィーターと12cmコーン型ウーファーの2ウェイ構成。ウーファーには、ヤマハのハイエンドスピーカー「Soavo(ソアヴォ)シリーズ」にも搭載している「A-PMD(Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm)」振動板を採用する。

ペーパーコーンの軽さと樹脂コーンの強さをあわせもち、パワフル&タイトな低音を生み出すホワイトコーンを採用。キャビネットには内部に特殊な複合構造体を設置することで不要な振動を抑える「VCCS(Vibration Control Cabinet Structure)テクノロジー」を搭載し、濁りのないクリアな音を再生する。

脚部の三点支持脚は、三点の脚をそれぞれしっかりと接地することで、不要な振動を効果的に抑制する。

本体は、左右上部のエッジを落とした独特のラウンドフォルムで、洗練されたたたずまいと、空間を引き立てる柔らかさを備える。「CRX-N560」と組み合わせても、部屋のインテリアと美しく調和する。

サイズは幅154×高さ273×奥行き230mmで、重さは約3.3kg。カラーは、ピアノブラック、ブラウンの2色。価格は、1万8900円(2台1組)。