『エリジウム』『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督の次回作に、ヒュー・ジャックマンが出演することがわかった。共演はブロムカンプ作品の常連、シャールト・コプリーだ。

映画のタイトルは『Chappie』。ふたりのギャングが犯罪目的のためにロボットを盗み出すというSF映画だ。コプリーは、ロボットの声を務める。ギャングを演じるのは、ケープタウン出身のラップグループ、ダイ・アントワードのニンジャとヨーランディ。ジャックマンの役柄は不明。ジャックマンは来年頭、この映画の撮影のために、数週間ヨハネスブルグで過ごすと語っている。

ジャックマンの最新作は、現在北米公開中の『Prisoners』。この作品での演技は高く評価されており、オスカー候補入りの可能性もささやかれている。次回公開作は、来年5月北米公開の『X-MEN: Days of Future Past』。ブロードウェイでも活躍するジャックマンは、ミュージカル劇『Houdini』への主演の準備も重ねてきたが、脚本を務める予定だったアーロン・ソーキンがスケジュールを理由に降板してから、遅延状態になっており、ジャックマンがこのままとどまるのかどうかもあやふやになっている。

文:猿渡由紀