(左から)藤原竜也、高田聖子

俳優の藤原竜也が30日、「劇団☆新感線」の舞台を映画館で上映する「ゲキ×シネ」10周年記念作・第1弾『《ゲキ×シネ》シレンとラギ』の公開記念舞台あいさつに出席した。藤原は若き剣士ラギを演じ、「劇団☆新感線」の舞台に初参加。「念願がかなった。新感線のベストメンバーと共演することができ、いい時期に良い経験になった。人生を振り返ったとき、『自分は新感線に出たんだ』と思えるのはうれしいこと」と感激していた。

その他の画像

南北朝時代をベースに、暗殺者の一族に生まれた伝説の女シレン(永作博美)と若き剣士ラギが、国家間の争いに巻きこまれながら、男女の悲恋を織りなす。かつてシレンが殺したはずの独裁者・ゴダイ大師が復活し、シレンに再び暗殺命令が下る中、動揺するシレンの心中を察したラギは自ら同行を申し出るが…。「ゲキ×シネ」シリーズとしては本作が第11弾となる。

自身が出演した舞台を、“映画”として追体験した藤原は「想像していたものと違って、驚きました。懐かしい気持ちもありますね。滅多に緊張しない古田さん(古田新太)が、1日2回公演で同じところを噛んでいた。古田さんも『やっちゃいましたねー』って言っていたんだけど、うまく処理してあって(笑)」。藤原本人の立ち回りも、効果音によってより迫力は増したといい「実際より上手くなっていました」と話していた。

舞台あいさつには、南の女王モンレイを演じる「劇団☆新感線」の看板女優・高田聖子が同席し、「私が参加したのは19歳の頃で、もう27年くらい。唯一人生で続いていることですね。早かったと言えば早かった。同じような面子で、学生気分が抜けないところもあるかしら」としみじみ語っていた。

『《ゲキ×シネ》シレンとラギ』
10月5日(土)から新宿バルト9他全国ロードショー