3作目の公開から3年を経て、『ナルニア国物語/銀の椅子』の映画化が決まった。これから脚色作業に入る状態で、監督は決まっていない。

『ナルニア国物語』はC.S.ルイスが書いた7冊にわたるファンタジー小説。原作シリーズは世界で1億冊も売れている。1作目『ライオンと魔女』は2005年、2作目『カスピアン王子の角笛』は2008年、3作目『アスラン王と魔法の島』は2010年に公開された。1、2作目の監督はアンドリュー・アダムソン、3作目の監督はマイケル・アプテッド。3作合わせた世界の興行収入は16億ドルだが、3作目の成績は1作目の5割強で、4作目の製作を危ぶむ声も強かった。

『銀の椅子』は、C.S.ルイスの義理の息子ダグラス・グリーシャム、C.S.ルイス社のディレクター、ヴィンセント・シーバー、プロデューサーのマーク・ゴードンがプロデュースする。監督やキャスト、公開日は決まっていない。

文:猿渡由紀