決勝進出は16組。若手、ベテラン混じった中でズバリ注目は…? 

応募総数1516組。その中から、予選を勝ち抜いた50組が「認定漫才師」となり、サーキットを行った上でポイントを獲得。上位1組が決勝へと駒を進めた。その顔ぶれを以下の通り、獲得したポイントなどとともに記した。

Aグループ≫

●囲碁将棋(21ポイント・15位)結成7年/よしもとクリエイティブ・エージェンシー
●チキチキジョニー(24ポイント・11位)結成11年/松竹芸能/05年・新人お笑い尼崎大賞優秀賞
●ナイツ(27ポイント・6位)結成10年/マセキ芸能社/09年・浅草芸能大賞新人賞
●磁石(30ポイント・2位)結成11年/ホリプロコム

Bグループ≫


Hi-Hi22ポイント・14位)結成13年/ケイダッシュステージ

●テンダラー(27ポイント・7位)結成17年/よしもとクリエイティブ・エージェンシー

●スリムクラブ(28ポイント・4位)結成8年/よしもとクリエイティブ・エージェンシー/10年・M-1グランプリ準優勝

●ハマカーン(29ポイント・3位)結成11年/ケイダッシュステージ/09年・漫才新人大賞大賞

Cグループ≫


●学天即(26ポイント・9位)結成6年/よしもとクリエイティブ・エージェンシー

●博多華丸・大吉(22ポイント・13位)結成20年/よしもとクリエイティブ・エージェンシー

●アルコ&ピース(26ポイント・10位)結成5年/太田プロダクション

●パンクブーブー(40ポイント・1位)結成10年/よしもとクリエイティブ・エージェンシー/09年・M-1グランプリ優勝

Dグループ≫

  

●エルシャラカーニ(24ポイント・12位)結成14年/サンミュージックプロダクション

●ウーマンラッシュアワー(26ポイント・5位)結成3年/よしもとクリエイティブ・エージェンシー/11年・ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞

●千鳥(27ポイント・8位)結成13年/よしもとクリエイティブ・エージェンシー/11年・上方漫才大賞奨励賞

●ワイルドカード勝者 ※認定漫才師16位~25位により決定(決定戦の模様は本日13301430放送)

銀シャリ/さらば青春の光スーパーマラドーナ/スパローズ/東京ダイナマイト/トレンディエンジェル/南海キャンディーズ/2700/マヂカルラブリー/夕凪ロマネコンティ

どうだろうか。まず『M-1』と異なり「芸歴不問」としたことにより、結成10年以上のコンビが7組いるのが特徴的ではある。また、唯一の女性コンビであるチキチキジョニーの行方も気になるところ。

とはいえ、ポイント数でズバ抜けているのが09年のM-1王者パンクブーブー。認定漫才師が2回出場することになっているサーキットにおいて、いずれも1位を獲得したというのだからスゴイ。「漫才の日本一を決める大会なんだから、出ない理由がない。でも新ネタでなければ、出る意味がない」と語っていた二人。優勝候補の筆頭であることはひとまず間違いないだろう。

しかし視聴者としては、新たなスターの誕生を見たいという思いもある。ということで、

「ウレぴあ総研」の研究員として注目したいのが、予選2位の磁石と3位のハマカーン。

いずれも結成11年だが、テンポのよさで畳み掛けるタイプの磁石と、人間味で勝負するようなハマカーンと、どこか対照的な二組の爆発力に期待したいところ。

また大穴としては、シュールさが際立つアルコ&ピースを推したい。今年の『キングオブコント』で、芸人審査員として座り、なぜかダウンタウンにイジられてしまったことで「もうすぐ解散!?」といわれてしまった彼ら(※前年、ダウンタウンにイジられたコンビが間もなく解散した過去があった。もちろん因果関係はまったくないが)。そんな二人が、ドーンと弾けるのも面白い。


なお今夜の決戦では、それぞれが一本ずつネタを披露し、各グループの1位のみが最終決戦に進出し、2本目のネタを行うこととなる。優勝賞品は、同局のレギュラー番組のほか、副賞として『笑っていいとも』、『めちゃ×2イケてるッ!』、『キカナイト』ほかバラエティ番組への出演、日清どん兵衛きつねうどん・天ぷらそばが10年分が贈られることになっている。まさに勝てば10年間食っていける。そんなことを考えつつ眺めているだけで、ワクワク感が高まってくるではないか。