日本マイクロソフトは、「Windows 8.1」のパッケージ版を10月18日に発売する。税別の参考価格は、「Windows 8.1 Pro」が2万5800円、「Windows 8.1」が1万3800円、「Windows 8.1 Pro Pack」が1万2800円。また、ダウンロード版もオンラインショップWindows.comとMicrosoft Storeで同時発売する。

Windows 8.1は、Windows 8の最新アップデート。タブレット端末やPCなど、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズができるスタート画面や、オンラインストレージ「SkyDrive」の標準搭載によるクラウド連携の強化、デスクトップ画面やWindowsストアの操作性向上、パフォーマンスやセキュリティの向上などの改良を図った。

最上位エディションの「Windows 8.1 Pro」は、「Windows 8.1」のすべての機能に加えて、ドメイン参加による企業のネットワークへの接続や、リモートデスクトップ、「BitLocker」を使用したドライブの暗号化によるデータ保護などの機能を備える。

「Windows 8.1」は、一般ユーザーや家庭向けのエディション。「Windows 8.1 Pro」と「Windows 8.1」は、32ビット版のDVD-ROMと64ビット版のDVD-ROMを含む。

「Windows 8.1 Pro Pack」は、「Windows 8.1」からWindows 8.1 Pro with Media Centerにアップグレードするためのエディション。ドメイン参加による企業ネットワークへの接続、リモートデスクトップ、「BitLocker」を使ったドライブを暗号化によるデータ保護など、「Windows 8.1 Pro」の機能に加えて、Windows Media Centerを利用したテレビの視聴や録画に対応する。

アップグレードするPCに「Windows 8.1」をインストールしている必要があり、パッケージにはプロダクトキーのみを記載している。

Windows 8ユーザー向けの「Windows 8.1」への無償アップデートは、Windowsストアで10月18日から提供する。なお、「Windows 8.1」パッケージ版の発売に伴い、「Windows 7」パッケージ版は10月末で出荷を停止する。