『マリリン・モンロー 瞳の中の秘密』 (C)2012 Diamond Girl Production LLC. All Rights Reserved.

「ぴあ」調査による10月4日、5日に公開された映画・満足度ランキングは、わずか36歳でこの世を去ったマリリン・モンローについての記録映画『マリリン・モンロー 瞳の中の秘密』がトップに輝いた。2位にロバート・レッドフォードが監督・主演を務めた社会派サスペンス・ドラマ『ランナウェイ/逃亡者』が、3位にレイチェル・マクアダムスとノオミ・ラパスが主演を務めたブライアン・デ・パルマ監督の新作『パッション』が入った。

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1位の『マリリン・モンロー…』は、没後50年で初公開された私的な文章を基に、生い立ちから最期までをたどり、生身の女性としての姿を映し出すドキュメンタリー。出口調査では「作品を通してマリリンの内面、精神性、心に触れることができた。努力家でもあり憧れる」(18歳・女性)、「素のマリリン・モンローは危うげで繊細で、彼女に感情移入して泣きそうになった」(65歳・女性)、「彼女の気持ちをヒシヒシと感じた。私にとってはモンローの欠点すら長所に思える」(62歳・男性)、「彼女の優しさや繊細さが描かれていて、涙が出るほど感動した」(58歳・女性)など、幅広い世代から支持された。

2位の『ランナウェイ…』は、現在は弁護士として穏やかに暮している元過激派グループ幹部の男が、ある事件を機に追われることになるサスペンスドラマ。観客からは「無実を証明することの困難さ、他の人たちの人生を気づかい続けたひとりの男の姿に引き込まれ、考えさせられた」「若者たちが30年を経ても苦しみ、連帯感を失わない姿に心が動かされる作品だった」「衝撃が大きく、言葉にならない。今まで観た作品の中でも上位に入る。ロバート・レッドフォードは生きる喜びを描くのがうまい」などのコメントが寄せられた。

(本ランキングは、10月4日(金)、5日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)