『幕末高校生』 (C)2014「幕末高校生」製作委員会

玉木宏と石原さとみがダブル主演を務める映画『幕末高校生』が来年夏に公開されることが発表された。

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本作の舞台は、新政府軍と幕府軍の戦いが始まろうとしていた幕末。両者の戦いを何とか避けようと奔走する勝海舟(玉木)と、“未来からやって来た”という高校教師・未香子(石原さとみ)が出会う場面から物語は始まる。未香子と教え子たちは、いつの間にか歴史が変更され、江戸で戦が起こる可能性があることを知り、タイムリミットの4日間で同じく江戸時代に来ているはずの教え子を探し出そうとし、勝海舟は彼女と教え子の“未来”を守るべく戦う。

すでに撮影は始まっており、玉木は「準備をしている段階では、正直不安なこともありましたが、実際に撮影が始まると、ペース感や役の感じを掴むことが出来て、一安心できたというのが率直な感想ですね」と言い、「過去、諸先輩方がたくさん演じられてきた“勝海舟”ですが、今改めて自分がそれを演じる意味や、彼の新しい面を提供したいという気持ちを強く持つようにしています」とコメント。石原は脚本を読み「勝海舟に対して私が抱いていた印象とずいぶんギャップがありました。現代を生きている私たちにとっては、時代劇や大河ドラマで見た印象で、歴史上の人物のイメージは決まってしまうと思うのですが、本当に私たちがその時代に行くことがあれば、未香子が感じたような『こんなの、勝海舟じゃない!』というギャップがあるんだろうなと思います。そういうところが、新しいですし、面白いなと思いました」と述べ「今後、どたばたするシーンも続きますし、時代劇のセット、幕末スタイルの和装の皆さんの中に、現代の服を着た、私たちが入るという“差”なんかも、この作品の見どころのひとつだと思うので、それを楽しみたい。素敵な作品になるように頑張ります」と意気込みを語っている。

本作は東映とフジテレビがタッグを組んだ作品で、当時の映画事業局長・亀山千広氏(現フジテレビ新社長)の号令で始まった“新時代劇プロジェクト”から生まれた作品。『デトロイト・メタル・シティ』『ボックス!』の李闘士男が監督を務め、彦根城や三井寺、西本願寺など重要文化財での撮影も予定している。

『幕末高校生』
2014年夏公開