クエンティン・タランティーノが、2013年のトップ10映画を発表した。まだ業界内でも試写が回っていない年内公開作が多数あるにも関わらず、すでにリストを作ったのは驚きだ。
タランティーノのトップ10は、1位『Afternoon Delight』(ジル・ソロウェイ監督)、2位『ビフォア・ミッドナイト(原題)』(リチャード・リンクレーター監督)、3位『Blue Jasmine』(ウディ・アレン監督)、4位『死霊館』(ジェイムズ・ワン監督)、5位『Drinking Buddies』(ジョー・スワンバーグ監督)、6位『Frances Ha』(ノア・ボーンバック監督)、7位『ゼロ・グラビティ』(アルフォンソ・キュアロン監督)、8位『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(ジェフ・ワドロウ監督)、9位『ローン・レンジャー』(ゴア・ヴァービンスキー監督)、10位『This is the End』(セス・ローゲン&エヴァン・ゴールドバーグ監督)。
今年、これまで公開された中で、とりわけ高い評価を受けている『Fruitvale Station』や、トロント映画祭で観客賞を受賞し、オスカー候補入り間違いなしとされている『12 Years a Slave』が入っておらず、逆に批評家からも観客からも受けが悪かった『ローン・レンジャー』が入っているところが、いかにもユニークだ。また、タランティーノの親しい友人であるロバート・ロドリゲス監督の『マチェーテ・キルズ(原題)』もリスト入りを逃している。
『ビフォア・ミッドナイト(原題)』
2014年1月
『死霊館』
10月11日(金)全国ロードショー
『ゼロ・グラビティ』
12月13日(金) 全国ロードショー
※3D/2D同時公開
『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』
2014年2月公開
『ローン・レンジャー』
公開中
文:猿渡由紀