『死霊館』撮影中のジェームズ・ワン監督

全米ボックスオフィスチャートで初登場1位を飾り、クエンティン・タランティーノ監督が発表した2013年映画トップ10でも4位に“入賞”するなど話題を呼んでいるホラー映画『死霊館』。11日(金)より日本公開される本作について監督のジェームズ・ワンが語るインタビュー動画が公開された。

インタビュー動画

ワン監督は1976年生まれの現在36歳。原案・脚本も務めた2004年の『ソウ』が日本はもちろん世界で大ヒットを記録したことで一躍注目の存在となり、その後もプロデューサーとして同シリーズを牽引したほか、『デッド・サイレンス』『インシディアス』などの監督作もヒットさせた。今後も『インシディアス 第2章』の日本公開が来年1月が控えるほか、人気シリーズの最新作かつ最終作となる『ワイルド・スピード』7作目の監督を任されるなど、この若さにして実績十分、要注目のフィルムメーカーなのだ。

そんなワン監督にとってまさに十八番のオカルトホラーであり、その本領を発揮しているのが本作『死霊館』。この動画では、まずは物語の概要を「邪悪な霊のせいで、ある一家が非常に困難な時を過ごす羽目になる。彼らは(超常現象研究家の)ウォーレン夫妻に助けを求めることになるんだ」と解説。また、そのウォーレン夫妻を演じた主演俳優パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガに賛辞を贈り、特に霊能力者役として名演を見せたファーミガの「大ファンだった」ことも明かしている。

さらに「映画が終わっても、観客の考え方に影響を与えるようなインパクトをいかに込めるか」とホラー映画を作る際の秘訣も語っているのだが、実はワン監督、本作や『インシディアス2』をもってホラー映画を“卒業”することを公言済み。前述の『ワイルド・スピード』7作目がその足がかりになりそうだが、それだけにホラー映画ファンにとってはカウントダウン作品として本作は必見。彼の遺した言葉として、本動画もぜひチェックしてほしい。

『死霊館』
10月11日(金)全国公開