武田鉄矢、リン・チーリン

22年前に大ヒットしたフジテレビの人気ドラマを中国でリメイクした『101回目のプロポーズ~SAY YES~』主演のリン・チーリンが来日。ウェディングドレス姿で、オリジナル版のドラマに主演し本作にも出演を果たしている武田鉄矢と共に9日、都内で行われた会見に出席した。

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オリジナルドラマは最高視聴率36.7%を記録し、武田が演じる主人公が言う「僕は死にません!」は流行語にもなった。99回お見合いに失敗したサエない男と、かつて結婚直前に婚約者が行方不明になった心の傷を持つ美女のアンバランスな恋が展開する。

この日、チーリンが身に着けたウェディングドレスは桂由美のデザインによるもので手刺繍に約6か月を費やして完成したもの。一方の武田は袴姿で、チーリンをエスコートする姿はまるで花嫁の父! 「無念だよ、20年前だったらな…(苦笑)」と絶世の美女を前に年齢差への悔しさをのぞかせる。日本への留学経験を持ち、流暢な日本語を操るチーリンは、会見を通じて全てほぼ完璧な日本語で対応。「ウェディングドレスは着るたびに幸せな気持ちになります。(会場に)入ってきたときは本当の結婚式かと思いました」と満面の笑みを浮かべた。

チーリンはオリジナルドラマを「高校生の頃に観た」とのことで、武田の存在は「私のアイドル!」。武田は22年前と同じ星野達郎役で出演しているが「まさか本人が隣に…と信じられませんでした!」と共演の喜びを語った。武田はこの日、チーリンの前で“生”「僕は死にません!」を披露したが、チーリンのあまりの美しさに「申し訳ないけど(22年前の相手役の浅野温子より)こっちの方がいい(苦笑)!」「浅野さん、中国行ったらもっとキレイになっちゃったよ(笑)」と問題発言を連発し、会場は笑いに包まれた。

チーリン自身は理想の男性像について「品格があって、一緒に笑ったり泣いたりしてくれる人。大事なのはフィーリング。どんな顔でもピュアな心で優しく来られたらうれしい」と語り、プロポーズに関しても「特にセレモニーは望んでいないです。その後、ふたりで一生歩んでいけることが大事」とシチュエーションや言葉よりも“愛”を熱望。武田は「日本の男は頑張って(チーリンと)ラブロマンスを飛ばしてほしい! タダで帰すには惜しい」と日本男性の奮起に期待していた。

『101回目のプロポーズ~SAY YES~』
10月19日(土)より公開