先月末の上海でも、まりやんぬとリハーサルをしてきましたが、久々にダンスや歌と触れ合うと……ステージに立てるって、やっぱりいいですよねぇ。レッスンをやっていて「楽しいなぁ」って実感しちゃいました。

SNH48のメンバーが自分と同じステージに立つことで、どういう気持ちになってくれるかっていうのも気になっています。これまで「ミラチャイ」でもお話してきたとおり、SNH48のみんなに合わせることがいいのか、自分の思うようにゆけばいいのか悩んだ時もありました。

でも今は「宮澤佐江にしかできないパフォーマンス」っていうのを逆に見せたほうが、後輩たちの刺激にもなるのかな、と。だから自分としては「宮澤佐江はやっぱり違うな」っていうパフォーマンスをメンバーにも、お客さまにも見せたいですね。

最後にもうひとつ。SNH48の今後の課題として「体力」があるのは以前に指摘したとおりなんですけど(第29回)、佐江とまりやんぬが出る3日間は頑張って、最初から最後まで16人のフルメンバーで公演に臨みたい。

センターのSAVOKI(赵嘉敏)をはじめ、いま腰を痛めたり、体調不良の子が増えてきているので……先月は11人ぐらいで公演をやったこともあるくらいで、疲れが出る時期だとは思うんですけど。全員で体調を万全にして、記念すべき1周年の公演を飾りたいです。

そして何よりも……これまで“支え”となってくださったすべてのファンと関係者に、佐江もSNH48の一員として、SNH48メンバー一丸となって、最高のステージをお見せしたい。精一杯の感謝の気持ちを届けたいと思っています!!!

――SNH48宮澤佐江がこの1年余りで流した汗、こらえた涙、そして我々がずっと待ち望んでいた佐江ちゃんらしいとびっきりの笑顔を、ステージにぶつけてきてください! 上海・星梦剧院デビュー公演のご成功を、お祈りしています!!!

これまで応援してきてくださった皆さん、本当に、本当にありがとうございます! 非常感谢! SNH48宮澤佐江、頑張ってきます!ヾ(●`・ω・´●)ノ!!! 「ミラチャイ」でもきっとご報告をさせていただくので、楽しみにしていてくださいね♪ 谢谢大家!(皆さん、ありがとう!)
 

 

【今回のまとめ】
中国入門ポイント
☆中国ではレコーディングひとつ取っても仕事の進め方が日本と異なる点も多く、戸惑うことも多々あるでしょう。

なかでも残業に対する考え方については、ある意味でWLB(ワークライフバランス)先進国といえるのかもしれません。お互いに融通・調整をすることで最善のアウトプットが生み出せるような、信頼関係と環境づくりを心掛けたいものです。

また自然のリズムと調和しながら、身体の内側から健康も美容も、さらにはメンタルもバランス良く整えてゆく中医学的な考え方は「医食同源」を基礎とした食養生など日常生活に取り入れやすい要素も多く、さらに中華圏であればマッサージなど、アプローチしやすい環境も整っています。海外生活の疲れやストレスと折り合ってゆくためにも、中医学的なライフスタイルを参考にしてみてはいかがでしょうか。

今回のフレーズ&単語
≪石头剪刀布≫【Shítou jiǎndāo bù】:AKB48 19thシングル曲『チャンスの順番』。SNH48が中国語版を歌っている。※石头剪刀布:ジャンケン(猜拳【cāiquán】や划拳【huáquán】ともいう。また地域によっても呼び方が異なる)/石头:石/剪刀:ハサミ(剪子【jiǎnzi】ともいう)/:布


*本文中の赤字は、中国語です。
*)中国語の表記は、上海(大陸)で使われている簡体字を使用しています。また【 】内には、中国語の発音表記として漢語拼音(ピンイン)を記しています。


撮影:中川有紀子、スタイリング:山本隆司、ヘア&メイク:JULLY

1990年8月13日生まれ。東京都出身。O型。AKB48のメンバーとして活躍。2016年4月1日に旧チームK特別記念公演でグループを卒業。『王家の紋章』、ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』、『TOKYO TRIBE』、ユーミン×帝劇vol.3『朝陽の中で微笑んで』、地球ゴージャス プロデュース公演 Vol.15『ZEROTOPIA』、『ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」Season2』などに出演。連載から生まれた書籍「これさえあれば。」が発売中。Official

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