超攻撃型かカウンターか、レッズとフロンターレの準決勝突破の策は?

2013.10.10 16:20配信
柏木陽介(浦和レッズ) (c)J.LEAGUE PHOTOS 柏木陽介(浦和レッズ) (c)J.LEAGUE PHOTOS

『ナビスコカップ』準決勝初戦・川崎フロンターレ3-2浦和レッズという結果はふたつの見方ができる。川崎にとっては2点先行されながら逆転した、勢いを得られた勝利であった。一方、浦和にとってもアウェイゴール2ゴールの意味は大きく、第2戦は1-0で勝利すればいいわけだ。試合後はまさかの逆転劇にショックも見られたが、決して悲観的になる敗戦ではない。

「ナビスコカップ 準決勝」チケット情報

そもそも初戦は1か月以上前に行われた。10月12日(土)にキックオフを迎える『ナビスコ杯』準決勝第2戦は、川崎が絶対有利とは言い切れない。

ドローでも決勝進出となる川崎は、今季対浦和にいいイメージを持っている。逆転勝利を挙げた『ナビスコ杯』準決勝初戦だけではなく、7月のJ1リーグ戦では4-0と圧勝劇を見せた。しかも、ここ数試合は、攻撃サッカー至上主義から変化しつつある。前半戦は自らのスタイルを愚直に追い求めているあまり、試合展開にかかわらず、常に攻めのサッカーを繰り広げ、逆に大量失点を食らうゲームも少なくなかった。しかし、最近では時間帯によって引いて守りながら、大久保嘉人、レナト、中村憲剛のトライアングルにカウンターを任せる場面も出てきた。中盤の底で危険地帯をフォローする稲本潤一の存在も光っている。ただ気になるのは、リーグ戦、『ナビスコ杯』、『天皇杯』を通して、今季1-0で勝利したゲームがないことか。

浦和には、さいたまダービーでの大勝の追い風がある。J1リーグ28節、浦和は大宮に3年ぶりの勝利、ホームでは実に7年半ぶりに白星を挙げた。しかも、4-0の圧勝劇である。『ナビスコ杯』準決勝で川崎に逆転負けを喫した後、リーグ戦3試合で2分1敗ともたついていただけに、さいたまダービーでの勝利は大きな意味を持つ。試合後、ペトロヴィッチ監督が語った「のどに小骨が刺さった状態だったが、今日の勝利ですっきり取れた」というセリフは本心だろう。9分に大宮のDF・ニールが退場となり、11分にPKで先制しながら、その後チャンスは作れど得点には至らない時間帯が61分も続き、昨年9月のゲームが頭によぎる中(2012年第24節は浦和が先制しながら、ひとり少ない大宮にドローに持ち込まれた)、その後、3点を加えたことは確かな自信となるだろう。川崎との相性も通算では、7勝5分5敗と勝ち越している。

10月12日(土)・埼玉スタジアム2002でのゲームで、両軍はどう出るのか。川崎とリーグ戦最多タイの55得点を誇る浦和が1-0狙いに出るとは考えにくい。あくまで、攻撃サッカーを前面に出してくるだろう。では、川崎はどうだろう。打ち合い上等で攻撃型で対抗するのか、それとも大人のサッカーを見せるのか。『ナビスコ杯』決勝の切符を賭けた準決勝第2戦は、両軍の信念も賭けた戦いでもある。チケット発売中。

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