6.復活するか!スマホ

そして最低2~3日置き、塩化カルシウムの容器に水がたまり始めたら、スマホをそっと取り出します。

そして電池パックなどを装着して電源が入ったら、すぐにデータを他の媒体に移し始めて下さい。いつ消えるかわからないので、早急にデータを移し、スマホ本体はメーカー修理(データはすべて消される)に出すべきでしょう。

 

 

7.よくアルコールに漬け込むというが…

アルコールには水分を追い出す性質があるので、短期間で復活させたい人にはアルコール漬けを試みることも考えられます。しかしアルコールはかならず無水アルコール(薬局で販売)を使用すること。消毒用アルコールには水分が入っているので、かえって逆効果になることもあります。

またアルコールには基盤の接着剤や樹脂を侵してしまうことがあるので、本当に短時間に携帯を復活させたい人のみ使用する最終手段です。筆者がこの方法を使用しなくなった携帯で実験してみた結果、復活はしましたが通電30分後にお亡くなりになりました。

 

8.業者のスマホ復旧サービスを利用する手も

スマホ水没修理専門業者3社に問い合わせてみたところ、復活率は80%程度とかなり高い数値を伝えられました。しかしこれは真水につけてしまった場合の復活率とのこと。やはり汚水や塩水の場合は、かなり復活は専門業者でも難しく、真水の場合でも3万円程度の料金がかかるとのことでした。

いかがでしたでしょうか。スマホ水没からの復活(正確にはデータ復活)方法。手元の実験(スマホでは無く携帯を使用)の結果、筆者は5回中3回成功(1回は衣類用洗剤水侵入で失敗・もう一回は塩水侵入で失敗)しました。スマホの方が電気を多く使うので、一概に成功するとは言えませんが、試してみる価値はあるのではないでしょうか。

※この方法を使って、更に故障がひどくなった。復活しなかったなどの責任は、一切とれませんので、実行する場合は自己責任でお願いします。

 

Web制作会社・人材派遣/紹介会社・広告代理店の人事総務。人の人生を決めてしまう仕事という重責に押しつぶされ、ピロリ菌に感染していた胃が真っ赤っか。社屋移転の予算がないときは、自分でオフィスの配線を行い、感電して2週間入院したことも。現在は、中小企業向け人事コンサルティングを行う。孤独で相談相手がいない社長と朝まで激論を交わしたりするが、とにかく本に書いてある理論よりも現場がどうなっているのか、どうしたいのかを聞きまくるのが楽しくてたまらない。