初日舞台あいさつに登壇した長澤まさみ

 『映画ドラえもん のび太の宝島』の初日舞台あいさつが3日、東京都内で行われ、ゲスト声優を務めた長澤まさみ、高橋茂雄(サバンナ)、今井一暁監督、ドラえもん、しずか、のび太、ジャイアン、スネ夫が登壇した。

 本作は、太平洋上に突如現れた宝島を巡ってドラえもんたちが大冒険を繰り広げる物語。

 海賊船の船長キャプテン・シルバーの妻フィオナの声を担当した長澤は「子どもの頃から大好きなドラえもんの声優をやらせていただき本当に光栄です」と笑顔であいさつした。

 一方、海賊の一員トマトを演じた高橋は、2年連続でのゲスト声優となり、「こうなったら3年連続を目指します」と力強く宣言した。

 また劇中に登場する秘密道具「なりきりキャプテンハット」にちなみ、子どもの頃になりたかったものを聞かれた長澤は、「パティシエです。お菓子作りが好きだったので、シュークリームやケーキを作ったりしていました」と答えた。

 これを聞いたスネ夫が「長澤さん自身が、デザートみたいな人だもんね。甘い感じ」と表現すると、会場は笑いに包まれ、長澤も「きょうのスネ夫くん、飛ばしてるなぁ…」と苦笑した。

 さらに“航海”にちなみ「いま後悔していることは?」という質問が出ると、今井監督は「この映画の大事なところで実は音と絵がズレている。作ってる側としては『アチャー』という感じです」とまさかの裏事情を明かした。

 ドラえもんたちが「大丈夫だよ!」と場をとりなす中、スネ夫は「DVDになるときに直そうよ。パパに言っとくよ」とコメント。スネ夫の“暴走”に長澤も大ウケで、高橋から「スネ夫にハマって長澤さんの笑いが止まらない」と指摘されるほどだった。

 長澤は「スネ夫がすご過ぎて…。でも『本当に共演するってこういうことだな』って思うぐらい、みんなの人柄が見えて、とっても楽しい舞台あいさつになりました」と喜んだ。