ブラザー販売は、バウムクーヘンなどのドイツ菓子・洋菓子で知られるユーハイムとコラボレーションし、ブラザーのスマートフォン専用ラベルライター「P-TOUCH CUBE(ピータッチキューブ)」とカッティングマシン「ScanNCut(スキャンカット)」を使ってラッピングを施すワークショップを開催した。この体験イベントに参加し、講師のアドバイスを受けながら、初めてのオリジナルギフトラッピングにトライしてみた。

感謝の気持ちをラッピングで表現

「やさしいバウムクーヘン」は、ユーハイムのオンラインショップ限定で販売しているバウムクーヘン。パッケージが真っ白な「何もデザインしていないデザイン」が特徴で、本人が贈りたい相手に感謝の気持ちを込めてラッピングする「お客様参加型」の新しいギフト用途の提案を行っている。

今回のコンセプトは、「味わって、体験できる」ワークショップ。参加者は、温かい紅茶とともに、バウムクーヘンを試食したあと、ラッピングデザイナーの山田てるみさんがラッピング用リボンの裏表の確認方法やリボンをとめる両面テープの使い方、デザインシールの色の違いによる印象の変化などを説明した。

山田さんによると、「やさしいバウムクーヘン」の白いボックスのようにロゴが入っている場合、ラッピングの鉄則は、メインとなるロゴを隠さないこと。それ以外は自由にアレンジしていいと話した。作業時には、講師の山田さんが一人ひとりを見て回ってチェックし、間違っている場合は丁寧にアドバイスしていた。

ギフトボックスのデザインラッピングに続いて、友人や職場の同僚などにカジュアルに贈れる「プチギフト」用の紙パッケージのラッピングも行い、ペーパークリップで止めれば後から中身を追加できて便利と、ラッピングの裏技も明かした。

また、ラッピングを趣味にしていて、使用する素材を手作りしている人でも、アクセントとなるシールは市販のものを使うケースが多いが、ブラザーの「ピータッチキューブ」があれば豊富なテンプレートをベースにシールも手作りでき、表現の幅が広がると、単なる事務用ラベルづくりにとどまらない、「ピータッチキューブ」のデザインテープを賞賛していた。

幼稚園・保育園で人気の「スキャンカット」の体験も

ワークショップのあとは、製品のタッチ&トライと、プラザーのインクジェットプリンタでプリントする記念写真の撮影タイムとなり、「スキャンカット」の体験では、担当スタッフの説明を受けながら、実際に一人ひとり、内蔵する模様から好きなものを選んで操作し、1~2分ほどで、ラッピングのアクセントやメッセージカードなどに活用できるペーパークラフトが仕上がった。

紙や布、プラスチックシート、ステッカーなどを好きな形にカットできる「スキャンカット」は、スキャン機能を内蔵し、PCなしで使える手軽さと、内蔵する豊富な模様やフォントで、ブラバン作家や切り絵などを趣味にしている個人はもちろん、お店、幼稚園・保育園など業務用途でも好評という。

自分が不器用なことを忘れて、新たな趣味としてラッピングやハンドメイドを始めようかと思ってしまうくらい、とても新鮮な体験だった。参加費1000円の有料イベントだが、購入前にレクチャーを受けながら製品を操作できて、普通に店舗で買うよりおトクな「試食&おみやげつき」という点も面白い試みだ。(BCN・嵯我野 芙美)

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