左から瀬奈じゅん、田代万里生、吉野圭吾、大澄賢也 左から瀬奈じゅん、田代万里生、吉野圭吾、大澄賢也

瀬奈じゅん主演のミュージカル『エニシング・ゴーズ』が東京・帝国劇場で上演中。10月10日の終演後には、瀬奈をはじめ、田代万里生、吉野圭吾、大澄賢也、武岡淳一らによるアフタートークショーが行われた。

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1934年にブロードウェイ初演、2011年にはリバイバル上演されトニー賞3冠に輝いている名作ミュージカル。豪華客船を舞台に、登場人物たちが恋愛あり、勘違いありの大騒動を巻き起こしていくコメディだ。ナイトクラブのスター歌手、リノ役の瀬奈は「お客さんの笑い声と拍手がとてもうれしくて、調子に乗ってます」と手応えを話しながら、「リノはとても素直で太陽のように明るい。私自身は根暗なんですが……」と笑う。そのリノが思いを寄せる相手ビリーを田代が演じる。ビリーは社交界デビューしたてのお嬢様ホープ(すみれ)に夢中で、ホープが婚約中の英国紳士オークリー卿(吉野圭吾)と豪華客船で結婚式を上げることを知り、式を阻止しようと密かに船に乗り込んでいく。「変装が多くて衣装の早替えが大変。とにかく動き回っているので毎日が運動会みたい。汗がいっぱい飛んで、瀬奈さんには申し訳なくて……」と話すと、すかさず瀬奈が「いいのよ。すべて受け止めるわ」と受ける。

大澄はビリーの上司で実業家のホイットニー役。「年配の役は難しい。毎日つけひげのチェックは欠かせません。実は公演2日目、2幕の頭でひげをつけ忘れまして」と自ら暴露。「(ホープの母ハーコート夫人役の保坂)知寿さんに『ひげどうしたの』と言われて、剃っちゃったことにして……」、後でこっそり付け直したと、会場を笑わせた。

見どころのひとつが1幕ラストのキャスト総出演によるタップダンス・シーンだ。瀬奈は「万里生くん、タップ踏むんだって、はりきって個人レッスン通ったんだよね」と笑う。田代は「『今日の午後、タップの稽古入れたんですよ』と演出の山田さんに話したら、『え、万里生くんはタップやらないよ』と言われました」と苦笑い。最後に少しだけタップを披露するという。吉野は「タップは大変でしたが、リノを助けに行く大切なソロパートがある。それができて幸せです」と話した。

公演は10月28日(月)まで同劇場にて。その後11月1日(金)から4日(月・祝)に大阪・シアターBRAVA!でも上演される。チケット発売中

なお、10月24日(木)午後1時30分の部終演後にもトークショーあり。瀬奈じゅん、鹿賀丈史、田代万里生、山田和也(演出)、司会:武岡淳一(予定)。なお、チケットぴあでは限定公演にてロゴ入りコンパクトミラー付きチケットを発売中。