『陽だまりの彼女』 (C)2013『陽だまりの彼女』製作委員会

「ぴあ」調査による10月11日、12日に公開された映画・満足度ランキングは、嵐の松本潤と上野樹里が共演した『陽だまりの彼女』がトップに輝いた。2位に1983年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説を映画化した『おしん』が、3位に山内泰延の人気コミックを菅田将暉、野村周平、吉沢亮らの出演で実写化した『男子高校生の日常』が入った。

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1位の『陽だまりの彼女』は、越谷オサムの同名小説が原作。新人営業マンの浩介(松本)が“不思議な秘密”を抱えた真緒(上野)と10年ぶりに再会し、恋に落ちることから始まる奇跡が描かれる。出口調査では「期待通り“ドキドキ”できる温かい映画。ラストシーンで泣きそうになった」「松本潤と上野樹里が原作のイメージ通りで、ふたりが出会ってからどんどん気持ちが高ぶっていった」「相手を思う切なさや苦しい気持ちが、自分の恋愛と重なった」「松本潤がカッコよすぎて、ファンでなくても引き込まれた」「いろいろな伏線があってストーリーがおもしろい。原作を読んでみたくなった」などの声が寄せられ、10代、20代の女性を中心に高い支持を集めた。

2位の『おしん』は、1983年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説を基に、山形の貧しい寒村に生まれた少女おしんが、さまざまな困難に出会いながらも、ひたむきにたくましく生き抜く姿を描き出す感動作。観客からは「昔の『おしん』も、今の『おしん』も人間の心を映し出しているところは変わらない。胸を打たれた」「この映画で描かれる教育方法は、今の時代を生きる人たちにも学ぶべきところがある」「日本人女性の強さ、優しさ、素晴らしさが描かれている。若い女性に観てほしい」「濱田ここねちゃんの演技がよかった。奉公にあがるシーンでは胸がいっぱいになって涙が止まらなかった」などの声が寄せられた。

(本ランキングは、10月11日(金)、12日(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)