ラッセル・クロウが、『幸せのちから』のガブリエーレ・ムッチーノ監督の次回作に主演することになった。ニューヨークを舞台にした人間ドラマだ。

映画のタイトルは『Fathers and Daughters』。クロウが演じるのは、80年代のニューヨークに生きる小説家。妻を亡くした彼は、精神の病を抱えながら、5歳の娘を育てている。その娘が30歳になった時、彼女は彼女なりの大きな問題を抱えつつ、ニューヨークの街で生きることになる。ムッチーノ監督は、『クレイマー、クレイマー』や『カッコーの巣の上で』のような、昔のアメリカ映画を思わせる感動の映画にするつもりと語っている。クロウはエクゼクティブ・プロデューサーも兼任。ムッチーノとクロウは、現在、娘役を演じる女優を探しているところだ。撮影は今年12月にスタートの予定。

クロウは最近、『レ・ミゼラブル』『マン・オブ・スティール』など、助演での出演が続いていた。次回公開の超大作の『ノアの方舟(原題)』では主演を務める。監督はダーレン・アロノフスキー。ムッチーニの最近作は『スマイル、アゲイン』。

文:猿渡由紀