『四十九日のレシピ』(C)2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会

永作博美主演の映画『四十九日のレシピ』に登場する“レシピ”が書籍になって発売されている。“レシピ”と呼ばれているが料理だけでなく日常生活のちょっとしたヒントや家事のコツが愛らしいイラストと共に書かれた書籍で、原作小説刊行時から「あのレシピが実際にほしい」という声が多く寄せられていたという。

その他の画像

本作は伊吹有喜の同名小説を映画化した作品。母が亡くなり、母から大切なことを聞きそびれてしまった娘(永作)と、妻に先立たれ放心状態の父(石橋蓮司)が、突然訪ねてきた少女と日系ブラジル人の青年と共に母の四十九日まで不思議な共同生活をおくる姿を描く。

映画に登場するレシピカードは、亡くなった母・乙美が遺したもので、生活のちょっとしたヒントやコツを自筆で描いたものだ。父・良平や娘の百合子らはこのカードを見ながら、料理を作り、家事を覚え、四十九日までの日々を過ごす。生前の乙美が何を考え、何を大切にしてきたかがわかるレシピは、母から家族にあてた重要なメッセージで劇中では重要な役割を果たしている。

このほど発売された書籍は原作者の伊吹、料理家のなかしましほ、イラストレーターの七字由布の共著で、映画に登場する乙美のレシピが収録されているだけでなく、映画のスチール写真も掲載されている。

『四十九日のレシピ』
11月9日(土) 新宿バルト9・有楽町スバル座ほか 全国ロードショー

書籍『四十九日のレシピのレシピ』
伊吹有喜 なかしましほ:著 七字由布:イラスト
発売中
定価1260円(税込)