NECパーソナルコンピュータは、ノートPC「LaVie」、デスクトップPC「VALUESTAR」の秋冬モデルとして、OSにWindows 8.1を採用した6シリーズ37機種を10月18日から順次発売する。

発表会の冒頭、小野寺忠司執行役員は「全社で『PC+』の時代に向けて、PCだけではなくタブレット端末、スマートフォンも強化していく」と方針を説明。この秋冬モデルの主力である軽量ノートPC「LaVie Z」、テレビPC「VALUESTAR N」を紹介した。

●自社の記録を更新! 世界最軽量のノートPC「LaVie Z」

軽量モバイルノートPC「LaVie Z」シリーズは、軽さに磨きをかけた。前モデルは13.3型液晶搭載ノートPCながら900gを切る軽さが話題となったが、新モデルはさらに軽さの記録を更新し、世界最軽量となる約795gを実現。

また、ラインアップにタッチパネル搭載モデルを加えた。タッチパネルモデルも重さは1kgを切る約946gで、タッチパネル搭載ウルトラブックとしては世界最軽量だ。発売日は11月21日。

約795gの「LaVie Z LZ750/NS」と「LZ550/NS」は、省電力で定評のあるシャープのIGZO液晶を採用。解像度は2560×1440(WQHD)で、屋外でも見やすいノングレア画面にした。バッテリ駆動時間は、前モデルよりも1時間長い約9.2時間。

「LZ750/NS」は、第4世代 インテル Core i7-4500U(1.80GHz)、4GBメモリ、256GBのSSDを搭載。「LZ550/NS」は第4世代 インテル Core i5-4200U(1.60GHz)、4GBメモリ、128GBのSSDを搭載する。実勢価格は「LZ750/NS」が18万5000円前後、「LZ550/NS」が16万円前後の見込み。

一方、タッチパネル搭載の「LaVie Z LZ650/NS」は、スマートフォンなどで定評のあるIPS液晶と、カバーガラスにすき間がない「ダイレクトボンディング」を採用。よりナチュラルなタッチパネル操作ができる。バッテリ駆動時間は約14.5時間で、外に持ち出しても一日使うことができる。カラーバリエーションを用意し、ストームブラック、ムーンシルバーの2色から選択できる。

CPUに第4世代 インテル Core i5-4200U(1.60GHz)を採用し、4GBメモリ、128GBのSSDを搭載する。実勢価格は17万5000円前後の見込み。

●4番組同時録画ができるテレビPC「VALUESTAR N」

「VALUESTAR N」は、23型ワイドディスプレイを搭載した「VN970/NS」を新たに追加する。「VN970/NS」は、地上/BS/110度CS対応チューナーを5基搭載し、4番組まで同時録画ができる。

曜日・時間ごとにユーザーの視聴パターンを学習し、テレビをオンにしたときにいつも見ている番組のチャンネルを自動で選局する「おはようマイチャンネル」機能を備える。また、マルチスクリーン機能で、4番組を均等4分割画面で表示したり、主画面と三つの副画面で表示したりできる。

このほか、PC向けスピーカーとしては初めて磁性流体を採用し、広い音域でリアルな音を再現するYAMAHAサウンドシステムを内蔵する。

「VN970/NS」「VN770/NS」は23型ワイド液晶、第4世代 インテル Core i7-4700MQ(2.40GHz)、8GBのメモリ、BDXL対応のBD(ブルーレイディスク)ドライブを搭載する。HDD容量は、「VN970/NS」が4TB、「VN770/NS」が3TB。チューナー数は「VN970/NS」が5チューナー、「VN770/NS」がダブルチューナーを搭載する。発売日は10月31日。実勢価格は「VN970/NS」が23万円前後、「VN770/NS」が21万5000円前後の見込み。

「VN570/NS」「VN370/NS」「VN350/N」は、21.5型ワイド液晶、4GBのメモリを採用。「VN570/NS」は第3世代 インテル Core i5-3230M(2.60GHz)、2TBのHDD、BDXL対応のBDドライブ、地上/BS/110度CS対応チューナー2基を搭載する。発売日は10月24日で、実勢価格は18万円前後の見込み。

「VN370/NS」「VN350/N」は、インテル Celeron 1005M(1.90GHz)、1TBのHDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。「VN370/NS」は地上/BS/110度CS対応チューナー1基を備え、「VN350/N」はチューナー非搭載。発売日は10月18日。実勢価格は「VN370/NS」が14万5000円前後、「VN350/N」が13万5000円前後の見込み。