Perfume(右)から振り付けを習う広瀬すず

 映画『ちはやふる-結び-』の“無限未来宣言”試写会イベントが6日、東京都内で行われ、出演者の広瀬すず、上白石萌音、優希美青、主題歌を担当したPerfumeが出席した。

 本作は、競技かるたを題材にした末次由紀氏のコミックを原作にした青春映画の完結編。高校3年生になった瑞沢高校競技かるた部のメンバーたちが、進路に悩みながらも、卒業前の最後の大会に向けて奮闘する姿を描く。

 イベントの冒頭、先に行われた日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を受賞した感想を聞かれた広瀬は「(当日は)すごく気を抜いていたので、そう言ってもらえると、夢じゃなかたんだという感じです」とコメント。司会者から「実感は?」と問われると、「ないですね。でも、毎日お祝いをしてもらってうれしいです」と笑顔を見せた。

 また、いよいよ完結編を迎えた本作について広瀬は「まだ現実味はないですが、初主演させていただいた映画で、この3年間ずっと頭の中にありました。そういう感覚になれる作品はあまりないので、ありがたいと実感しています」と思い入れたっぷりにコメントした。

 広瀬が、完結の寂しさを、演じた高校生役に掛けて「留年したい気持ちです」と話すと、上白石もタイトルの『結び』にちなんで「『ほどきたい、ほどきたい』と言っていて、『“ほどき”をやってください』とずっと言っています」と、さらなる“続き”を望む広瀬の思いを代弁した。

 イベントでは、主題歌「無限未来」を歌ったPerfumeが広瀬らに同曲の振り付けを直伝し、ステージで生披露する一幕も。主題歌にちなんで「無限未来〇〇したい」と宣言をするコーナーで広瀬は「無限未来瑞沢高校競技かるた部にいます」と宣言して会場を沸かせた。