永楽屋 『琥珀 柚子』

宝石の琥珀になぞらえて仕立てられた和菓子。美しい透明の中に柚子の黄色が映え、上品。
外側の歯触りと内側のやわらかな寒天がたまりません!

 

HIGASHIYA 『最中』

HIGASHIYAの最中は、スティックタイプ。気軽に食べることができ、美味しく、お土産に持っていけば、珍しい形に話の花も咲きそうですね。

 

続いては和菓子の豆知識をまとめました。知っているようで意外と知らないかも?

 

和菓子はいつ頃発展したの?

全国和菓子協会のホームページによると、

江戸時代以前は、国内で常に戦(いくさ)があり、とても菓子を楽しむということのできない時代でしたが、江戸時代になって戦乱が止み、平和になったことから、菓子づくりに力を注ぐことができるようになり、飛躍的に発展していきます。

日本中の城下町や門前町で独特の和菓子が生まれたのもこの時代ですし、京都の京菓子と江戸の上菓子が競い合うようにして、菓銘や意匠に工夫を凝らした和菓子が次々に誕生しました。現在食べられている和菓子の多くは、江戸時代に誕生したものです。

 

和菓子の種類は?

水分量20%以下の和菓子を干菓子(ひがし)または乾菓子(ひがし)、40%以上の和菓子(羊羹は30%以上)を生菓子、その中間を半生菓子という。和菓子は大きくこの3タイプに分類される。

 

和菓子の用語

【ぎゅうひ】・・・白玉粉を水で溶いてこね、強火で蒸し、冷めてから練って、砂糖・水飴を加えて再度こねたもの。生菓子や茶席菓子、半生菓子、名物菓子など広い用途に使われる。

【ねりきり】・・・白餡に求肥やツクネイモを混ぜて練った生和菓子。適度なやわらかさと粘度がある。手やへらなどで成形したり、模様をつけたりし、季節に合わせた形のものが作られる。

【きんぎょく】・・・寒天を煮溶かし砂糖や水あめを加えて煮詰め、型に流し入れて固めたもの。透明なので、異なる色のものを合わせたり、練り切りやあんで作ったものやあずきなどを中に入れたりして、夏の情緒をあらわしたものが多く作られる。

【じょうよまんじゅう】
すりおろした薯蕷(ナガイモ)の粘りを利用して米粉(薯蕷粉、上新粉)を練り上げ、その生地で餡等を包んでしっとりと蒸し上げた饅頭。上用饅頭とも言い、 紅白饅頭や織部まんじゅうなどがこれにあたる。使われる薯蕷にはつくね芋(京都地方)、大和芋(関東)、伊勢芋(中部地方)などがある。茶席で使われる主 菓子(おもがし)のひとつ。

和菓子は、もともと季節によって新しい和菓子が発表されたり、またご進物用やお祝い用に創作された和菓子もたくさんあります。

 

いただきもの。
おばあちゃんのおうちに行くと出してもらえる。
お茶の席で出てくるもの。

でも、もっと気軽に試してみてもよいのかもしれませんよ。
昔はもちろん、日々、素敵な和菓子が生み出されています。

楽しくて上品で、美しくて、可愛らしい。
決して、讃えすぎではない存在、それが和菓子なんですよね。

今度、ちょっとお友達に会うとき、会社のお菓子に。
これ食べてみたい、これオススメ! そんな和菓子を持ち寄れば、きっと、笑顔が増えるはずです!

FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスモノ書き。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、絵本、コドモ、ヘンテコなもの。座右の銘は「明日地球がなくなるかもしれないから、今すぐ食べる」。木漏れ日の下で読書と昼寝をする生活と絵本に携わることを夢見て、日々生きています。