あと一歩で勝てる状況に手も足も出ず、「少しも動けなかった」と悔しがる藤田憲右さん

3月7日に東京・渋谷のヨシモト∞ホールで吉本興業がeスポーツ事業「よしもとゲーミング」の立ち上げを宣言し、業界では初めてプロゲーマー3人がよしもとクリエイティブ・エージェンシーへ所属することになった。同日の発表会では3人の実力を図るため、ゲーム大好き芸人がプロゲーマーへ果敢に挑んだ。

吉本興業初となるプロゲーマーは、格闘家兼ピン芸人として活動していたジョビン選手、YouTubeでゲーム実況チャンネルを持つ西澤祐太朗(裏切りマンキーコング)選手、同じくチャンネルを持つ小池竜馬(元マケレレ)選手の3人。ジョビン選手は「ストリートファイター」シリーズを、西澤選手は「スプラトゥーン」シリーズを、小池選手は「コール オブ デューティ(CoD)」シリーズを得意とする。

対戦に使用したのは、対戦型格闘ゲーム「ストリートファイターV」(カプコン)。「よしもとゲーミング」のジョビン選手に、井上聡(次長課長)さん、藤田憲右(トータルテンボス)さん、池田一真(しずる)さん、菅良太郎(パンサー)さんが一人ずつ挑んだ。田村淳(ロンドンブーツ1号2号)が司会を務めた。

強すぎるプロにハンデ、勝敗の行方は

最初は、ジョビン選手と池田一真さんが対戦。ジョビン選手がプロゲーマーの圧倒的な実力を示し圧勝した。

ゲーム大好き芸人の2人目は、菅良太郎さん。序盤に多少ダメージを与えるも、あっけなく撃破された。

次に挑んだのは、井上聡さん。これまで挑んだ3人の中で最も善戦したが、ジョビン選手は冷静に対処して勝利した。

井上聡さんは、悔しさから再戦を申し立てた。これまでの戦いから実力差が大きいと察したジョビン選手は目隠しのハンディキャップを装着。闘争心に火のついた井上聡さんは、画面が見えないジョビン選手を縦横無尽に動き回って混乱させ、勝利をつかんだ。

最後の藤田憲右さんの対戦時には、ジョビン選手のキャラを瀕死の状態にしてスタート。藤田憲右さんが、あと数発の攻撃をヒットさせれば勝てる状況にも関わらず、手も足も出ずに敗北した。

よしもとに所属する3人のプロゲーマーは、eスポーツに関連したタレント活動も展開する。テレビ番組や店頭でよしもとの芸人がeスポーツを紹介するようになれば、ゲーミングPCや周辺機器市場に影響を与えるはずだ。田村淳さんは「吉本興業はビジネスチャンスがある場所にしか投資しないし、一度踏み込んだら徹底的にやる。eスポーツがこれから大きくなるのは確実」とコメント。eスポーツに本気で取り組む覚悟を示した。(BCN・南雲 亮平)

「ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます