ダグ・リーマン監督の『Everest』の主演候補に、ベネディクト・カンバーバッチの名前が挙がっている。トム・ハーディに決まっていたが、スケジュールの問題でやむなく降板した。

『Everest』は、初めてエベレスト山への登頂に成功したジョージ・マロリーの物語。ソニー・ピクチャーズが製作する。だが、ユニバーサルとワーキング・タイトルもバルタザール・コルマウクル監督によるエベレストをテーマにした映画を企画しているため、ライバルより先に公開すべく、ソニーは来年3月の撮影開始を決めた。その時期だとスケジュールが合わず、ハーディは主演を降板。代わりの候補として、カンバーバッチが浮上したというわけだ。

マロリーのライバルに当たるオーストラリア人登山家ジョージ・フィンチ役には、トム・ヒドルストン、ジェームズ・マカヴォイ、ヘンリー・カビル、ルーク・エヴァンス、ジム・スタージェスらが候補に挙がっている。

ユニバーサルとワーキング・タイトルが製作するコルマウクル監督の映画には、ジェイク・ギレンホール、ジョシュ・ブローリン、ジェイソン・クラークの出演が決まっているが、最近になって共同出資する予定だった会社がとりやめたため、別の会社を探している状態だ。

文:猿渡由紀