「尽くす姿」をどうしても受け取れないのはどんな場合?

「たいして仲良くもないのに、いきなりブランドもののネクタイを贈ってくる後輩がいてびっくりしました。俺に似合うからと言っていたけど、彼氏でもないのにどう受け止めればいいか、結局使うことはありませんでした」(男性/29歳/販売)

「野球の試合を、仕事中で見ることができない俺のためにと録画してくれる女友達がいて、気持ちはうれしいのだけど『あなたのために』と何回も言われたらちょっと引きますね。頼んでないし、どんなお礼をすればいいのかと悩みました」(男性/38歳/公務員)

一方で、尽くしてくれる気持ちはありがたいけれどどうしても受け取れないときは男性にもあり、「一方的」で「正しい距離感をつかめていない」のが理由。

高価なプレゼントは、自分が相手にとって特別な存在であることはわかるけれど、自分も同じ気持ちでなければ戸惑いのほうが強くなります。

それまでにコミュニケーションを重ねて親しくなっているのなら素直に感謝できますが、心の距離が縮まらないうちに贈られてしまうのは、いわゆる「重い」と感じる男性もいるのですね。

自分のために録画をしてくれたとわかるのはありがたいけれど、そこで押しつけがましさを感じると、こちらが望んでいないのに持たれる「特別感」に居心地の悪さを覚えます。

こんなとき、「その人とはこれからどう接していくの?」と質問すると「距離を置く」と男性たちは返しており、一方的な好意は受け入れてもらいにくいことがわかります。

行動そのものには感謝するけれど、気持ちまでは受け止められないのが男性の本音なのですね。