長澤まさみと岡田将生

いくえみ綾の人気漫画を実写化した『潔く柔く』の初日舞台あいさつが26日、東京・TOHOシネマズ渋谷で行われ、主演の長澤まさみ、岡田将生、波瑠、高良健吾、中村蒼、新城毅彦監督が登壇した。原作の大ファンだという長澤は「不安もあった」と明かし、「思い通りにならないのがいいんですよ、いくえみ男子は」とファン代表として魅力を語っていた。

映画は10のエピソードからなる原作の“最終章 カンナ編”をピックアップし、幼馴染を亡くしたショックを抱えるカンナ(長澤)が、同じ罪悪感を持つ青年・禄(岡田)と出会い、新しい恋に踏み出そうとする姿を描き出す。長澤自身も「新しい一歩を踏み出そうと思える作品」と感想を語り、「皆さんと作品に向き合い、素敵な成長物語になった」と誇らしげだった。

胸キュンが詰まった本作にちなんで、岡田は「胸キュンですか? 突然キスされると、やっぱりキュンとしますよ」と意味深発言。司会者から「実体験ですか?」と問い詰められると、「どうでしょうね……。憧れです、憧れ」と汗だくになっていた。

また、ハロウィンを前に長澤ら登壇者から、客席にマシュマロのプレゼントも。話題がハロウィンの扮装に及ぶと「アイアンマンがいい」(長澤)、「怪獣の着ぐるみとか、もはや誰だかわからないくらい扮装したい」(高良)、「メイクで口を大きくしたい」(波瑠)、「バットマン」(中村)。岡田は「ジョジョがいいですね。大好きなんで。もし今後、ヒット御礼の舞台あいさつとかあれば、ジョジョの格好してきますよ」と話したが、直後に「ウソですよ(笑)」と慌てて撤回していた。

『潔く柔く』
公開中

取材・文・写真:内田 涼