東芝エルイートレーディングは3月12日、「Aurex(オーレックス)」ブランドの新製品として、カセットテープやCDをハイレゾ相当の音質で再生できるCDラジカセ「TY-AK1」を発表した。3月下旬に発売する予定。

同社は、2016年3月に発売したCDラジオ「TY-AH1000」でSDカードやUSBメモリに保存したハイレゾ音源の再生に対応していたが、今回の新製品ではカセットテープやCDなどの音源をハイレゾ相当にアップコンバートする機能を搭載した。メディアへの収録時に失われた情報を補完することで、古い音源もよりよい音質で再生できる。40kHz以上の高音域を再生できる2ウェイスピーカーと、実用最大出力40ワットのデジタルアンプを搭載し、SDカードやUSBメモリから最大192kHz/24bitのハイレゾ音源(FLAC/WAV形式)の再生が可能。

東芝エルイートレーディングの松本健一郎社長は、「暖かみがある、耳に心地よい音質としてカセットテープが見直されている。昔のカセットテープをもう一度よい音で聞きたいという要望があり、今回開発した」と製品開発の背景を説明。家庭用オーディオ製品は市場の縮小を懸念する声もあるが「今後は音にこだわるシニア層が増える。2020年から始まる小学校英語教育義務化があり、伸びしろが大きい」と述べ、成長可能な分野であるとの見通しを示した。

東芝エルイートレーディングは、東芝ブランドの生活家電事業を手がける東芝ライフスタイル(中国・美的集団傘下)の子会社で、主にポータブルオーディオ機器の企画・製造・販売を行っている。

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